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光る君へ

八重の桜、篤姫、花燃ゆ…
女性が主役の大河ドラマはほとんど見てない
例外として「おんな城主直虎」は全部見た
なぜなら柴咲コウが出てたから

印象深いのは高橋一生演じる小野但馬が
磔になるシーン…泣いた

史実と違ってもお話としておもしろいならそれでいい
と思ってしまうのは歴史ファン失格なのか…

さて今回は紫式部が主役の「光る君へ」
女性の話しだから見ないはずなんだけど
初回から欠かさずに見ている
今回は吉高由里子が出てるから…ではない
源氏物語に興味があるからだ

藤原道長役の柄本佑
男前ではないけど落ち着いた感じがとてもいい
彼のことはORANGERANGE「O2」のMVで知った
知り合いと深夜の音楽番組を見てるとき
「柄本明の息子らしいよ」と教えられ
上の空で「へー」と返事した

柄本明と志村けんの芸者コント
子どもの頃はこのおもしろさが理解できなかった

源氏物語を読んだのは数年前のこと
古文は昔からきらいなのでずっと読まなかった

柳田国男「遠野物語」レベルの文語でさえ
口語訳でなければ読めないほどだ

原文でしか本当の理解はないとかで
カミュやユゴーを読むために
フランス語を学ぶ人もいるとか

韓国ドラマの語彙を正確に知るために
朝鮮語教室へ行く人もいるとか
アイゴー、ポゴシポヨー

いや、そんな苦労をするぐらいなら
源氏物語など知らなくてもいい!
それぐらい古文は読みづらい

でも数年前、宇治へ遊びに行ったとき
「源氏物語ミュージアム」で開眼…
さっそく帰りに本を買った
もちろん現代語訳

ミュージアムの展示を見て「いとおかしそう!」と思った

藤壺ちゃん♡…あ、なんかエロい
え、そんなんなん
というのが正直な感想

「光のセックス年表」
みたいなのがついててウケた

直接的な「目合ひ」の描写はないものの
おもしろい!いや、いとおかし!!
妄想とファンタジーの色メガネをを介して読めば
うぅん♡エロい

1000年前でも人の感じることに
本質的な違いはなさげだな…
などと思いつつ読んだ
(ただちょっと長すぎる笑)

目合ひ…といえば古事記や日本書紀の冒頭にも
エロさを感じてしまう変態的感性…
国民として恥ずかしい思いがしなくもないが
この国が夫婦神の「愛」から産まれたのだとすると
なかなかロマンがある話しじゃないか笑

「ボクの沼矛でかき回してあげる」って言って
通じそうな女の子には出会ったことがない

しかしまあ、日本語とは
なかなか趣きのあるもので
「合う」のは「目」ではなく
実際にはもっと下の方なくせに
あえて「目」とするところに独特の
奥ゆかしさがある気がする

本質的な意味合いでは
できるだけ「目」で「合いたい」けど
どうしても「まぐわい」ではなく
結局「ひわい」になってしまうんだよなあ…