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【絶対に推しの前で臭いたくない!】水樹奈々ライブ参戦時の「ニオイ対策」を紹介します。

・はじめに



夏である。水樹奈々の夏である

僕の推しである水樹奈々はほぼ毎年、7月~9月にかけて大規模な全国ライブツアーを実施する。真夏である。クソ暑い。列島はどこもかしこもクソ暑い。

そして、だいぶ女性ファンも増えたとはいえ、まだまだ水樹奈々のライブ会場は男性が多数派を占める。肌感覚でいえば、「男性:女性=8:2か7:3」といったところか。

男性が圧倒的多数」の現場で「真夏に」ライブを行えばどうなるか──簡単である。臭いのだ

しかも、これは偏見混じりの億断で恐縮だが、水樹奈々ライブにはいわゆる”オタク”と呼ばれる人種が多く(僕も当然そのひとり)、そういう人たちのなかで普段から「服装」や「身だしなみ」に注意を向けている人は決して多くない。

そういう人種が1万人以上もひところに集えば、どういう結果を招来するかは想像に難くない。会場全体が常になんかほんのり臭いのだ。

いつだったのかライブツアーでは最寄り駅に降り立った瞬間、異臭が漂ってきたことすらある。あれはかなりびっくりした。大阪のコリアンタウンである鶴橋駅で下車した瞬間、どこからか焼き肉の香りが漂ってくるみたいなことだ。失敬。このたとえは鶴橋に失礼だ。あれは幸福な香りだ。

余談ながら、別現場には想像を絶するニオイを放つオタクがいて、彼の座っていた座席番号がそのまま「臭い奴」を指すネットミームと化してしまった事件があった。

我々はもうこんな悲劇をくり返してはならない。
ニオイの連鎖はここで止めるべきだ。

もちろん、僕もオタク男性のひとりである。ほっとけばあっという間に臭くなってしまう悲しき運命さだめを背負った生物だ。

ついでに簡単にスペックを紹介しておけば、身長は180センチちょっと、体重は80キロ前後。水樹奈々の影響で週2回ほどのパーソナルトレーニングを日課にしているので、筋肉量はそこそこ多い。

なので代謝がよく、かなりの汗っかきの部類だと思われる。さらにいえば、トレーニーは後述する「動物性タンパク質」を多く摂取するので、油断をすれば臭くなりやすい。

さらにいえば、僕自身はかなり毛深い人間で、「毛が多いこと」はまた、往々にしてニオイにつながりやすい。

そういう意味で、僕は放っておけば臭い人間になる可能性が高いということになりそうだ。

だからこそ、自分でできる範囲のデオドラントケアをすることで、少しでも周囲の人間──とりわけ水樹奈々に関係がない一般の方に迷惑をかけない努力している。

だって嫌でしょう?
この前、地元で水樹奈々のライブがあってオタクたくさんいたけど、バリ臭かった」とか言われると。

ということで以下、僕が個人的に行っているデオドラントケアやニオイ関連の身だしなみ対策をお伝えする。

もちろん個人の事情はいろいろあるので、できる範囲で適宜参考にしていただければ幸いだ。なお、僕は医療関係者ではないので、あくまで個人的な対策に過ぎない。だから「こうすれば絶対に大丈夫!」と確言するものでもない。あらかじめご了承願いたい。

では、いってみよう。

・ライブ前日までの準備篇


残念ながらライブ当日だけニオイ対策をしても、効果を発揮しない場合もある。「ニオイ」とはその人の生活習慣が招く必然的な結果である。

ラーメンとか揚げ物とか脂っこいものばかり食ってると身体が臭くなるのは当然、みたいなことである。

ということは、ふだんの生活習慣を整えるのがニオイ対策の近道なのだが、それを言ってしまうと話が終わってしまう。ということで、いくつか僕がライブ前日までに行っている対策を紹介しよう。

・かならず湯船につかる


簡単な対策としては個人的にはこれがけっきょくいちばん大事なんじゃないかという気がしている。僕は基本的に毎日湯船につかるのだが、たまにシャワーだけで済ますと翌日、足の裏からほんのりニオイが……という気がしないでもない。気持ちの問題かもしれない。

ついでにいえば、湯船につかるときは「半身浴」がオススメだ。半身浴は汗腺を広げてくれるので、いい汗をかくことができる。なお汗および汗腺については「運動」の項目でくわしく書く。

・ボディソープはタオルで泡立てて使う


東横インあたりのビジネスホテルに泊まったとき、ボディソープを手で直接身体に塗りたくたりしてないだろうか? 洗顔料もそうだが、ボディソープは基本的にタオルや泡立てネットで泡立てて、その泡で身体を洗い流すものである。

それとこれは大柄な男性にとくに注意を促したいが、手やタオルが届きづらい背中はよく注意すべきである。背中の真ん中のあたりがうまく洗えておらず、そのあたりがほんのり黒ずんでいないか、今夜のお風呂でチェックだ。

・前日(およびライブ当日の)過度な肉食や刺激物は避ける


野菜食え、野菜

これで話を終わってもいいが、もう少し補足しておくと、「肉」などの「動物性タンパク質」には、アンモニア、インドール、スカトール、硫化水素など、もう名前からして臭そうな成分がたらふく含有されている。そういうわけで、肉ばかり食べていると臭くなりやすい。

そういうわけで、僕はライブ前日・当日は極力肉食を避けている
それはさすがに極端かもしれないが、一食くらいヘルシーなメニューを入れてもバチはあたらないはずだ。

ちなみに、肉のほかにチーズ・牛乳などの「動物性脂肪」、辛い食べ物などの「刺激物」、ほかにアルコールなどがニオイの原因になりやすいといわれている。

ぶっちゃけていえば、水樹奈々の好きな食べ物である「カレー」はニオイ対策という観点では、わりと"最悪"といわざるを得ない。ライブ前後に願掛け的に食べる人も見かけるが、その点は覚悟しておいたほうがいい(もちろん食べたら即臭くなるという単純な話でもないが)

とはいえ、すべてを避けることもなかなか現実的ではないので、適度な量にするとか、野菜を多めに食べるとか、できる範囲で対策を立ててほしい。

・服は洗ったものを着用する


こんなのはあたりまえちゅうのあたりまえと言いたいところだが、なかなかどうして守れてないオタクがいるのではないかと、内心少し疑っている。

トップスは毎日変える人でも、まれに「ズボンは2日着てもOKやろ」という感覚の人がいるが、こと真夏に関してはオススメしない。むしろ、ほんとうに気にする人のなかには、「夏場は夕方くらいにTシャツを着替えてからデートに行く」という人もいる。

推しに会いに行くのはデートみたいなもんなので、見習ってみてもいいのかもしれない。

・【超重要!!!!!!!】生乾きは絶対NG


まあぶっちゃけ、オタクが臭い原因の99%はこれである

みんなあたりまえみたいにやってるからピンと来ないかもしれないが、「洗濯」はなかなかどうして高度な技術である。平たくいえば、正しく履行するのが難しいのだ。

そのなかでもっともあるあるな「洗濯の失敗」といえば、やはり生乾きであろう。僕は以前、秋葉原の個人経営の喫茶店にいたときに、カードゲームショップ帰りとおぼしきオタク2人組が来店して、そのあまりの生乾き臭に一瞬で退店したことを覚えている。コーヒー代返してほしい

で、生乾き対策──というか、正しい洗濯のやり方などは上のリンクを適宜参照いただければと思うが、もうたぶんこの時点で何人かのオタクはこう思っているに違いない。「むずッ」と。

なにを隠そう。僕は服などのオシャレに関心があるくせに、洗濯が大の苦手なのだ。ひとり暮らしのときは、乾燥機付きのドラム型洗濯機を使用し、シワになりやすいシャツなどは毎回すべてクリーニング屋に持っていっていた。毎月ヤバいくらいクリーニング代がかかった

しかし、そうまでして洗濯における難所、「干す」という工程をすっ飛ばしたかったのだ。そこまでしろとは言わないが、いまはユニクロなどでオシャレかつ乾燥までかけてもほぼシワにならないTシャツがいくらでも存在する。

なお、これはたいへん申し上げづらいことであるが、すべての服というのものには”耐用年数”があるので、あまり古いライブTシャツなどは気づかぬ間に異臭を放っている可能性が高い。あなたのLIVE ATTRACTION(2002年の水樹奈々初のライブツアー)のTシャツ、ほんとに大丈夫だろうか?

熱湯で煮沸する、重曹やオキシクリーンを使うなどの対策は存在するが、それでも限界があるので、いっそ処分するか保管用に配置転換することも必要かもしれない。

・運動習慣をつける、ライブ前日に運動で汗をかく


汗を分泌する「汗腺」という器官は、定期的に使用しないと機能が衰えてくるそうだ。そうして使用してない汗腺から分泌する汗は一般に「悪い汗」と呼ばれる。ベタベタしたテクスチャーでニオイを放つ。

反対に運動により分泌される汗は「いい汗」と呼ばれている。さらさらしており、水に近いのでニオイも少ない。

なので、定期的な運動により「汗腺」を刺激し、いい汗を日ごろからたくさんかくことが大切だ。

僕でいえばライブ前日はかならず、パーソナルトレーニング1時間のあとに、5キロほどのランニングを挟み、とどめに半身浴を行い、徹底的に汗をかきまくるようにしている。


・ライブ当日の対策篇


さて、そんなこんなで万全の対策をとったライブ当日。
ここからは僕が当日の朝からライブ終了まで心がけている点を紹介していきたい。

なお、食事対策に関しては「準備篇」の内容を参照のこと。

・当日朝、さらに可能なら開演まえにもシャワーを浴びる


まず僕はライブ当日の朝は(前日入浴していても)かならずシャワーを浴びる。というか、夏場は毎朝シャワーを浴びている。

人は寝ている間にでもけっこうな量の汗をかくので、可能ならばざっとでも湯浴みできるといい。

そして、ここからは開演までの過ごしかたにもよるが、遠征の場合、15時にホテルにチェックインしてからもういちどシャワーを浴びる。事前物販の拡充により、最近は朝から真夏に物販列に長時間並ぶことなどはなくなったが、それでも推しに会うまえに身体を清める”儀式”としてシャワーを浴びている。

とはいえ、入浴・シャワーに関してはあまり過度にやりすぎると、身体を守るのに必要な油分などを落としてしまうこともあるらしいので、おのおのの体質と相談しながらベストな選択をしてほしい。

・汗拭きシートの使用でデオドラント対策はこまめに


これはライブ当日の移動中から開演中にいたるまでずっとついて回る課題だが、とにかく「汗をかいたらなるべく早く拭き取ること」が大切だ。

汗は放置してしまうと、そこから皮膚の汚れと混ざって細菌が繁殖してしまう。
だから市販の汗拭きシートでこまめに拭き取るがオススメだ。

僕なんぞはライブ中はこの世の終わりくらい動くので、MCのたびに汗拭きシートを使用している。
また汗拭きシートは香り付きのものが多いが、柑橘系はそれでそれで秋葉原のゲーマーズのエレベーターみたいなニオイになってしまう可能性があるので、石鹸の香りなど刺激の強くないものをオススメしたい。

ほかに僕はあまり使用しないが、市販の汗拭きスプレーなどもあるので、当人の使いやすいほうを選んでいただければと思う。

また汗に関していえば、僕は前述のとおりかなり毛深い人間であるので、なおのこと汗をかきやすいし、なんならそれが蒸れてニオイを放つ危険性が高い。

ということで、僕は脇毛を脱毛している。
脇は蒸れやすく、かなり汗をかきやすい部位で、おまけに上半身なので他人にニオイを勘づかれやすい。脇ならばそこまでお金はかからないし、いちどの脱毛でかなり効果がでるので、毛深いオタクは検討してもいいかもしれない。脇専用の消臭スプレーなどもあるので、そちらでも。

・ライブ終演後のアフターフォロー篇


そんなこんなでニオイ対策もバッチリでライブを終えた。
さあ、最終の新幹線で地元に帰ろう。

ちょっと待ってほしい。
君が着ているTシャツは汗をたっぷり吸ってないだろうか?

ということで、最後まで油断は大敵だ。

・一刻もはやくTシャツを着替える


オタク仲間とライブの打ち上げをやるまえに、とにもかくにもTシャツを着替えよう。打ち上げ先の居酒屋さんのトイレをお借りしてもいいし、いちどホテルに戻ってもいい(シャワーも浴びられる!)。

そのまま新幹線で帰る場合も駅or車内のトイレでほかのお客さんに迷惑をかけないように素早く安く着替える手がある。

当然ながらその際に、汗拭きシートであらためて身体をケアすることも大切だ。

僕の場合は移動のタクシーのなかで運転手に許可をとって、着替えさせてもらったことがある。ずぶ濡れのTシャツでシートを汚すよりよっぽどましだろう。当然これは、男性限定の対策である。相すまん。

・汗に濡れたTシャツはなるべく当日中に洗濯する


当日中に帰宅する場合は、家に到着しだいすぐにTシャツを洗濯機に放り込もう。汗というのは放置すればするほど、どんどん雑菌が繁殖していく。そうなれば詰み(罪)である。

ということで、おつかれのところ恐縮だが、さっさと洗ってしまおう。

2daysライブの初日などその日のあいだに帰宅できない場合は、ホテルに設置されているコインランドリーを使用するという手もある。
正直、僕はそこまでできていないが……。

そういうわけで僕に関していえば、ライブ遠征が2daysにわたる場合は、初日・初日着替え・2日目・2日目着替えの計4着のトップスを持っていくことになる。少々荷物はかさばるが、これは必要経費として甘んじて受けて入れている。

・終わりに


ということで、ここまで思いつくままに僕なりのニオイ対策を紹介してきた。

ほかに、

・ライブが2日間の場合、靴は2足持っていく
・痩せる

などの対策もあるが、前者は個人のこだわりの範疇、後者は「僕が言ってもしかたないこと」なので、あえてラインナップはしなかった。

まあでも、痩せるのが実はいちばん手っ取り早いの対策なのも事実である。
ダイエットすると食生活に気を使うようになるので、当然ニオイを放ちやすい食事は控えるようになる。さらに運動もして汗腺は開く。

とはいえ、このあたりは体質的なこともあるので、突っ込まないでおく。

さらにいえば、上記の対策をひとつ足りとも行ってなくても臭くない人もいれば、すべて行っているのに臭くなってしまう人もいる(まあさすがに大丈夫だとは思うが……)。

このあたりは体質によることなので、なんともいえない。
おのおのが無理のない範囲で、できる対策を行っておくしかない。

とはいえ、ライブで汗だくになったオタクなぞ、多かれ少なかれ臭いに決まっているので、あまり神経質になりすぎないようにしてほしい。

しかしながら、もし隣席が激臭オタクだった場合、最悪その人の感想は「隣が臭かった」に完全に上書きされてしまう危険性がある。気にしなければいい、などという問題ではない。

ニオイとはある意味でその人の「客観性」のバロメーターなのだと思う。人にどういう印象を与えるのか──それを気にする"思考回路"を持つことが「身だしなみ」の第一歩だ。

もちろん当人の努力だけで完遂できるかといわれれば難しい。なぜなら、「ニオイ」は放っている本人は気づきづらいからだ。そういう意味で、「ニオイ」とは「客観性の怪物」なのかもしれない。

ならばほんとに大切なことは、「ニオイがあったときに指摘してくれる気のおけない友人を持つこと」なのではないだろうか。「他者」とは究極の客観性であるからだ。

そういうわけで、もしライブ会場で僕が臭かった場合は、””あくまでこっそり””指摘していただけるとうれしいです。傷つかない感じで

ではみなさん、清潔な身体と爽やかな香りで、つぎなる水樹奈々ライブ会場で会いましょう。

さようなら。

(終わり)


(追記)
みんなのニオイ対策もnoteのコメントか、X(ツイッター)のリプライや引用リツイートで教えていただけると幸いだ。ニオイ対策の道は日々アップデートしている。

以下、僕が本記事のX(ツイッター)での告知文である。

こちらの引用リツイート、リプライなどで有志から大変参考になるアドバイスが多数寄せられている。

・柔軟剤、漂白剤の使用とオススメの商品
・口臭対策
・Tシャツの下にエアリズムを着る
・ワキガクリームを塗る

などだ。
柔軟剤、漂白剤はもちろんのこと、エアリズムは僕もやっている。汗のダイレクトアタックをだいぶ防げるのでTシャツへのダメージも軽減される。
よかったら試してみてほしい。








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