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あるあるあるあるぜーんぶあるモード突入

ナナシノユキサン、それまでは、自分には持ち駒がなさすぎて、次へ挑戦してみる資格どころか、ジャンプするために必要なガソリンを買うお金もないし、挑戦しないでゾンビのように生きてくにも生活に必要な電球もない。ってぐらいの気持ちでいたの。


それが、割と急に。ここ、2週間かなぁ、3週間ぐらいで


え。

私には優しくてかっこよくて仲良しの旦那さんも

神様のように美しくて賢くて思いやり深いおもちくん(黒ねこ)も

いつだってどうにか力になりたいと思ってくれるママも

神様の生まれ変わりに違いなかったパパも

なんだかんだ、いつも同志みたいなお兄ちゃんも

なんか私には新しくてドキドキするかわいいお兄ちゃんの彼女もいる。

家族はいつでも味方でいてくれて、

いつも会いたくて、いつも喜んで時間を作ってくれる愛すべき友達も、

素敵だなと思える先輩も

いいなー楽しそうだなーと思えるうんと年上の人たちもいる。

いいところ歩いてきたなぁって思えるたくさんの素敵な思い出もある。

仕事だってある。
ぐちぐち言ってるけど、本当は、やりやすいようにやらせてくれてる。

少しばかりはお金だってある。

むむむ、なかなか難しいぞ、と思いながら挑戦だってしてる。

もっとよくなりたいし、うまくなりたいし、もっと良いところにいきたい、あれもしたい、これもしたい、と思える元気とエネルギーと希望もある。

なーんの気も張らずに楽にいられる、自分たちにはちょっと大きいぐらいの家だってある(賃貸)。

おいしいごはんもケーキもある。

ダラダラとおもちくんと怠ける幸せ時間とネットフリックスにはたくさんのドラマもあるし。


と。「あるあるあるあるぜんぶあーるモード」に突入したのだ。


ちょっと前まで、鼻まで浸かりそうなほどあんなに持ってたはずの「ないもの」を思い出すのも、今はちょっとたいへん。

急に突入したこのモードが不思議で、一体ほんとに、前は何がなかったんだっけ―、って思い出そうとして、「これは?」「あれは?」「えーあるじゃーん!」を繰り返して、結果的にこのながーい「あるもの」リストができてしまった。(決して、前向きにあるものに目を向けようと思ったわけでもないのに)

よくある、”縦から見るとおじさんに見えるのに逆から見ると少女に見えます、の絵”とか、”このドレス青に見えますか、金色に見えますかの写真”みたいに、一回そのコツをつかめば、またどーっと「ないもの」見えてくるんだろうけど、という感じ。今は、「ないもの」を見つけるセンサーのスイッチが入らない、という感じなのだ。

なんていうんだろ。もちろん、冷静に考えて、30億円は持ってないよね?広尾にマンション持ってないよね?とか事実は分かるんだけど、「うん。だから? それ言ったらじゃあカメレオンも持ってないし水溜まりもないし、欲しいかどうかを考えるのもめんどくさいような、持ってないものは、うじゃうじゃある。」という感じ。

(こうやって文字にしてビジュアライズされると、おっと、30億円とか広尾のマンションとか、カメレオンや水溜まりよりもずっと興味あるな、欲しいな。って欲もでてくるんだけど笑)


このモードに突入している間も、やる気が起こらない日もあるし、ムカついている時もあるし、ダニエルくんと大きな喧嘩もしたし、でもその度に、まだモード内にいるかチェックしてみているので、多分、春の陽気による一時的なまやかしではない、と思っているのだけど、
いつかまた、「ないもの」しか見えなくなる時が来るだろうと思うので、そんな時の自分のためにもさ、「ぜーんぶあるモード」に突入した所以はこれだろうか、と頭に浮かぶもの、長くなったのでいくつか次回挙げてみることにしよう。

以上、下書きに溜まりに溜まった灰色の文章を出せずにウジウジしていたのに、明るいもの書けた!と喜ぶナナシノユキサンでした。

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