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9月11日の世界遺産「エローラーの石窟寺院群」

エローラーの石窟寺院群はインドの中西部にある世界遺産です。
古代三大宗教「仏教・ヒンドゥー教・ジャイナ教」の石窟寺院が一同に会する、世界で唯一の場所です。

南北2kmにわたる遺跡の構成は、向って右側から仏教12窟、ヒンドゥー教17窟、ジャイナ教5窟となっています。
古い順に並んでおり、仏教石窟寺院が一番古く、ジャイナ教の石窟寺院が一番新しくつくられたものです。

仏教窟は、南端の第1~12窟にあたります。
5~7世紀に造営されたもので仏教窟としては、インドでも最後にできたものです。
ヒンドゥー教窟は仏教窟の北にある第13~29窟に当たり、造られたのは7~10世紀ごろと考えられています。
ジャイナ教窟は、最も北の第30~34窟にあたり、8~10世紀頃に造られています。

それぞれの石窟は隣り合っていて、実際は年代もそれほど違わないそうで、古代インドの寛容の精神を表す貴重な遺産でもあるそうです。


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