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絵の上手い人の特徴

絵が上手い人の特徴は8割方、絵の下手な人の特徴だと思う…。
という事で、今回は絵の上手い人の特徴を、絵の下手な人の特徴を使って解説していこうと思ってます。 凄く皮肉っぽいですが、あくまで自分の回りで上手い人達の事です。

★絵の上手い人の特徴(まず箇条書きで書いて見ます。)
・絵をあまり描いていない・ずっと絵を描かない
・角度や動きを付けない・物の細かな特徴を描かない
・ズレや錯覚をそのままにして正確にしない・矛盾がある
・イラストの基礎が狂っていても気にしない
・見ないと描けない・目の前に対象を置かないと描けない
・一つの決まった手順を決めない
・着色で失敗する
・単純化する・物を言語的にも捉える
・先入観が強い
・時間ばかりかかる
・丸を描くのが下手・線や色を大量に重ねる

 さて、ここまで自分の思う「上手い人の特徴がばかり」を書いて見ました。下記に細かく説明を書いて見ます。

・絵をあまり描いていない・ずっと絵を描かない
 皆さんの絵を描く時間はどれくらいでしょうか?私は大体6時間程度です。そして「絵を描いてない時間」ラフ案やプロット・テーマ決め・資料集め等に一週間以上使います。そう考えると1枚絵を作る中で考えれば、絵をあんまり描いていないですよね。勿論、同時進行や関連するイラストに全て利用できるので、成果物は毎週のように出来ますが…。そんなことから、絵を描いているという時間は案外少ない気がします。
簡単に言うと上手い絵を描く準備と装備を整える時間を取っているって感じですね

・角度や動きを付けない・物の細かな特徴を描かない
 理由が無ければ付けないという事だったりします。逆に言えば角度や動きディティールを付けなくても、それ以外に絵を上手く見せる方法を沢山知っているって感じがしますね。角度等の説明をしている講座でも、結局こうしたいからこの角度が良いという説明がついているのが殆どだと思います。
 上手い人で、特徴的な構図や不思議な構図を描いている人がいますが、その人達もきっと自分の中で一番描きたいものが表現できる構図は多く無いと思います。それは、沢山描いてきたからこそ分かる事だと思いますね…。

・ズレや錯覚をそのままにして正確にしない・矛盾がある
 よく言われるのが、キャラクターの目ですね。キャラクターが斜めを向いている場合に奥の目を、少し大きく描くと可愛く描けるなど、時として正確性は邪魔になる時がありますよね。それ以外にも落ち影やリボンのなびき等にも言えますかね?正確に描かない方が綺麗な時があるんですよね。このズレや錯覚は大量の絵が糧となって手に入れれるんだろうな…。

・イラストの基礎が狂っていても気にしない
 上手い人のほとんどは、自分の描きたいものや表現するべき場所を優先して、良く言われる基礎(デッサンやパース)の狂いを修正する優先順位は低いと思います。というか必要なら逆に狂わせますよね…。 「狂っている」か「狂わせている」のかの違いですかね。基礎を狂わせるために基礎を学ぶって不思議な言葉…

・見ないと描けない・目の前に対象を置かないと描けない
 自分は少なからず、見ないと描けないし目の前に対象を置かないと描けないです。その為に大量の資料とラフ案を作ります。それを見ながら絵を描きます。そうして初めて自分の想像以上の絵が描けていると思っています。上手い絵を描いてる人は、想像通りではなく想像以上の絵を描くのを前提に描いているのだろうなと自分は思ってたりしますね。

・一つの決まった手順を決めない
 手順を決めず適当に描くというわけではなく、沢山手順があるので一つに絞らないって感じです。「一つの作品に対して適切に手順を選ぶ」になると思いますね。個人的に一人の絵描きさんでも生放送で見る描き方とメイキングの描き方・絵描きサーバーで垂れ流している時でも全然違う描き方をしているのを良く見ますが、そのせいだと思います。特に修正と途中確認によって大きくその後の作業が変わってくる人が多いと思いますね…。

・着色で失敗する
 むしろ満足できる着色を出来たためしがないかな…。どんな絵でも修正は必須だと思いますね。一度描いた絵をグレースケールにして着色し直すだけでもかなり変わる。 この考え方になったのは、以前まで自分は着色が得意だと思っていたのですが、完成した絵を修正確認しなおして初めて想像以上の作品が出来た時にこの考え方に変わりました。

・単純化する・物を言語的に捉える
 下手な人の特徴に入っている事に驚いた、し過ぎるのはダメって事かな?。抽象化・プロット化は、普段のイメージ探しでも行う事だと思うのですよね。多分、下手な人の特徴として書いたお方は絵の事を良く分かっているからこそ「上手い人とは考え方が違うよ」という事を伝えてるのかなと思いますね。

・先入観が強い
 絵描きは皆先入観が強い!強ければ強い人の方が、資料を参考にするので、先入観が強い人の方が上手いと自分は感じるかな、普段「俺の絵うめぇ~」と言っている人は上手いのと同じかな。

・時間ばかりかかる
 上手くなっていくにつれて、絵を描く時間が長くなるのは誰しもが通る道かな~ここらで時短方法に走る人の方が、個人的には下手な特徴な気がするな…。穴があったら入りたいくらい過去の自分の事なので正直恥ずかしい。でも楽しく今でも絵を描けているので良いですよね。

・丸を描くのが下手・線を大量に重ねる
 これは、面白かったので特徴として描いてみました。下手な人が〇を頑張って綺麗に描く間に、上手い人はコンパスを使って描く。下手な人が頑張って線を一本で長く描く間に、上手い人は大量に重ねて描いた線を消しゴムで整える。 ちなみに私が見た凄い人の消しゴムで整える方法は、一本の線の両側でそれぞれ別の特徴を作っていて圧巻でした…。自分は無理


★下手な絵の人の特徴で、自分の中で上手い人の特徴として思いつかなかったものも描いておきます。
・目から描く 目が一番のポイントだからと言えば間違いないが…
・体が描けない 自分もあまり人は描けなかな…
・物をよく観察していない 観察しますね
・練習不足 絵描くの楽しい~
・理屈を理解していない 理屈ってのがよくわからなかった…。
・上手い人から教わらない 教えを聞きたい人は上手い人が多いな

★結論
 結論ですが「下手な特徴でも、自分の中で一つの良い答えを出せば上手くい人の特徴になるかも」という事です。

★御後が宜しい用で…
 という事で、結局私は絵が楽しく描いてる自分みたいな、名無しの猫の考えでした~それではまたです。

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