見出し画像

楽しくインプットを続ける極意

なんぼー:りさちゃんも春から社会人か。大学卒業おめでとう!

りさ:ありがとうございます!いよいよ社会人……!なんぼーさんみたいに、これからもいろんなことに興味を持って知識を広げていける大人になりたいんですがどうしたらいいんでしょう。

なんぼー:そうだなあ……。

りさ:そもそも、普段どんなふうに情報収集しているんですか?ほぼ毎日Twitterでニュースを発信していてすごいなと思ってます。

なんぼー:以前取材でも話したことがあるから、よかったら見てみて。

りさ:ありがとうございます!毎日どれくらい情報収集しているか気になります。

なんぼー:毎日30個くらいのニュースサイトを見て、新聞を読んで、Twitter、NewsPicks、はてなブログ…みたいに巡回しているね。どれもバッと見出しだけ見ていくから、だいたい朝7時から40分くらいかけて見てる。

りさ:40分!でも確かに、普段ダラダラSNS見てる時間をニュースの見出しを見るのに切り替えれば時間をつくれるかも。

なんぼー:そうそう。僕の場合は、その後に気になった記事だけ読んで、さらに興味を持つ話題だったら本を読む、というプロセスを踏むようにしているんだけど、見出しを見るだけでも意味があると思う。TwitterとかSNSを最初に見ないのもポイント。

りさ:え!なんで?!

なんぼー:全体感を掴むのが大事だから。最初の見出しをザッと見ていくのは「世の中のコンディションを見てる」に近いんだよね。フラットに世の中で何が起きているのかを理解するためにやっていて。

りさ:なるほど。確かに、SNSだと自分の好きな話題ばっかり流れてきちゃう。

なんぼー:そうなんだよ、エコチェーンバー現象が起こっちゃうんだよね。だからまずは全体感を掴む。そのうえでじっくり読む記事を選んでいく時は、自分の感性や「好き・嫌い」を大事にすればいいと思うよ。

りさ:なるほど。やっぱり社会人になるから経済ニュースとか見たほうが良いのかなって思ってるんですけど……。

なんぼー:それも興味があるものからでいいんじゃないかな。インプットは前提として、量が重要だから続けることが何より大事だと思うんだよね。だけど、興味が無いものを読み続けるのって結構難しいから。それに、興味を持ったものから読んでいけば、自然と興味は広がっていくものだしね。

りさ:なるほど。まずは広く世の中を見て、好きなものを選んで深ぼっていけば、自然と興味が広くなっていくって面白いですね!

なんぼー:そうそう。楽しんでね!楽しむのが一番大事だから。それから、ニュースを見るだけがインプットじゃないし。本を読むのもインプット、旅行に行くのもインプット。僕は、インプットの種類を複数組み合わせていくことも大事にしているかな。

りさ:なんぼーさんはいろいろなところに旅行されていて、その効果として、インプットの変化についてお話されていましたもんね。

なんぼー:やっぱり実地で新たな体験をすると、新たな好奇心も生まれるんだよね。海外旅行はまさに、目新しいインプットの連続で、好奇心を高めるにはとても良い体験だった。

りさ:情報疲れは無いんですか?

なんぼー:情報疲れを感じることはあるけど、だからってデジタル・デトックスはしないね。インプットの種類を変えることで解決しているかも。映画やドラマからインプットを得て、ショート動画からインプットを得て、ラジオからインプットを得て、コンサートからインプットを得て……。

りさ:それも情報の種類の多様さが解決してくれているんですね!

なんぼー:たしかに。

りさ:もう一つ、なんぼーさんは、いろいろなニュースに対して自分の意見を添えてツイートされていますよね。自分の意見を持つというのも今の時代難しいことだと思うんです。

なんぼー:そうだね。さっきのインプットの手順で言うと、だいたいじっくり読む記事は一日20記事くらい。そのうち5個くらいをツイートするようにしているんだよね。アウトプット前提のインプットをしているし、アウトプットすること自体がインプットになっていると感じるなあ。

りさ:どういうことですか?

なんぼー:言語化することで、インプットが整理されて、それがまたインプットになるっていうか。りさちゃんとこうやって対話することも、僕にとっては大事なアウトプットであり、インプットになってるよ。

りさ:わー!嬉しい!私もなんぼーさんと話す時間が毎回楽しいです。だけど、なんぼーさんみたいに意見をすぐ話せないっていうか、そもそも意見を持つ勇気がないっていうか。

なんぼー:勇気がないのはどうしてだろう?

りさ:やっぱりネットで意見を言って叩かれている人を沢山見るからかな。

なんぼー:意見は別に毎回言わなくていいものだからね。僕もネットに書いてる意見なんてごく一部。だけど、意見を持っているのは大事。意見を持つのは訓練すればできるようになるよ。例えば「このアイス好きだな〜」と思ったときに1秒「どうしてだろう?」と考えるだけでも良い。一度考えるようになると、その後は勝手に考えちゃうようになると思うよ。

りさ:なるほど。だけど、その時は「コレは良いものだ!」と思っても、来年には「あんまり良くなかったかも」と思う自分が信用できない時があって。

なんぼー:意見はコロコロ変わって良いと思うよ。むしろ、日々インプットし続けているなら、意見はどんどんアップデートされて当然じゃないかな。

りさ:そうですよね……!

なんぼー:意見と哲学は違う、と考えても良いかも。「こういうことはしたくない」「これは嫌い」といったような、自分が大事にしている哲学はすぐに変わっちゃいけないけど、意見はどんどん変わって良い。

りさ:意見と哲学。

なんぼー:インプットは、意見をアップデートさせるし、哲学を深めていく。色々インプットして刺激を与え続けていくと、「これはすきだ」「これは嫌だ」という判断が貯まっていって哲学になると思っていて。

りさ:それは確かにイメージできるかも。

なんぼー:哲学も変わらなすぎるのは良くないんだよね。古い人間になっちゃうから。インプットし続けて、長い年月をかけて変えていくのが良いと思う。

りさ:どちらにせよ、変わっていくことはネガティブじゃないと聞いてちょっと安心しました。

なんぼー:例えば、有名なアニメーション監督の宮崎駿だって、彼らしい哲学を感じるアウトプットがあるけれど、新しさを感じる部分は新作にいつも現れているしね。

りさ:たしかに。

なんぼー:日々インプットを楽しんで、変化したり逆に譲らなくなったりしながら、自分の哲学を育てていけたら良いね。

りさ:インプット自体が楽しくなる方法も教えてもらったし、インプットを続けることで得られる楽しさも教えてもらった気がします。刺激的な毎日を楽しめる大人になるぞ〜!また「対話」も、しにきますね。

なんぼー:いいね!次回の「対話」も楽しみだ。ずっと応援してるよ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?