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幸福論

いい宿に泊まり、いい風呂に入り、いい食事をする。
そんな喜びに幸せを見出した時、それはベタだ、凡庸だと否定したくなる気持ちと、凡庸であることへの安心の両方が芽生える。

自分にとっての至上の幸福と思えるものが、個人的で独占的であればあるほど望ましいと思う。そんな幸せを見つけられないうちに、ベタで一般的で検索しやすくて検索しなくてもどこでも見られるような、そんな幸せばかりを享受しているような気がする。

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