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入院・治療にかかるお金のはなし

入院と日々の治療ってめっちゃお金かかるのですが、
国などの制度を使うことで補助してもらえます。
病気の種類や手術の有無、治療内容にもよりますが
私の場合の窓口支払額は、ひと月あたり10数万円ですね
(補助なしだと20~100万越えも!?)
ここでは私が活用した制度と、ちょっとはまったワナを一緒に紹介します

傷病手当金

病気やケガの療養で休業した場合、健康保険組合に申請すれば貰えます
※休業なので、会社から給料はもらえません

受給額の計算方法

概ね収入の6割です
正しい1日当たりの金額はこの計算
【支給開始日の以前12ヵ月間の各標準報酬月額を平均した額】(※)÷30日×(2/3)
(支給開始日とは、一番最初に傷病手当金が支給された日のことです。)

注意!休職中で給料貰えなくても税金の支払いが必要

休職中でも毎月かかる所得税・住民税等の支払いは必要なんです
容赦なく勤め先から請求がきます。
さらにボーナス月は、月給分とボーナス分両方の合算額の支払が必要で、傷病手当金では賄えなくなる危機がありました
保険対象外で追加費用かかる個室利用できるかな、とか考えていましたが、そんなもん甘い考えでした。
家族の生活費すらも切り詰める必要がありましたので、注意が必要です。

受給できるのは通算1年半まで

病名が同じ場合使えるのは通算1年半までで、
それを過ぎるは使えないので注意
さらに同じ病名では二度目以降は使えないので、
私のように長期療養が必要かつ
何十回も入院するような患者は一瞬で過ぎ去っていきました
(うまく活用できなかったので、その経緯は別の記事に書きます)

手当の仕組みを十分に理解してから使わないと、
勤め先への支払いが滞るなんてことも起こりうります。
いつ起こるかわからない入院ですが、
やはり手元に現金で貯蓄しておくことを強くおススメします
30万円くらいは必要かなぁ・・・

限度額適用認定証

病院窓口で支払う金額を減らすための制度です
収入(標準月額報酬)に応じて、負担額の上限が決まります

(70歳未満)

適用区分の調べ方

負担額を決める適用区分は
マイナポータルのわたしの情報→健康・医療→健康保険証情報 と進んで
下の方に書いてありました。 
2021年までは、ねんきんネットに書いてある標準月額報酬を見て、
自分で適用区分を計算していました。
マイナンバー 便利ですね。

特定医療費受給者証

実はこの制度に一番助けられています。

受給するための条件

「難病法」による医療費助成で受給対象者は、
「指定難病」と診断され、
「重症度分類等」が基準以上になった場合に対象となります
各市区町村にいる難病指定医の診断書と申請書類が必要となります
審査に3か月程度かかりました
この制度により、指定難病に関わる医療費に支払上限額が設定されます。

所得に応じて上限額が異なり、一般所得Ⅱの場合上限は2万円で、
それ以降の窓口支払いは免除されます(補助されます)
また、患者負担割合は3割から2割になりました。
入退院を繰り返す生活を3年以上続けており、
高額かつ長期に該当し、上限1万円
ものすごく助けられています。
詳細は以下のサイトをご覧ください。
指定難病患者への医療費助成制度のご案内 – 難病情報センター (nanbyou.or.jp)

難病以外の診療は補助の対象外

ただし、難病の診療科以外は3割負担です
限度額適用認定証の対象です
難病の悪化で入院しますが、
群発頭痛と在宅酸素、重症喘息、アレルギーに睡眠時無呼吸症候群、白内障
これら難病以外の診療は、入院外来として請求されます
好酸球性胃腸炎の治療のために、呼吸器科の薬を使い、
(自分ではお腹が痛くなると頭痛も始まると思っているのですが)
頭痛予防のために高額な注射や薬を使っています
なので毎月限度額に到達しています
家族もそれぞれ病気を抱えているので医療費かかります
頂いている給料の半分以上が医療費です

医療保険

これは国とは関係ないですが、自分で加入する死亡保険、入院・傷病・休業保険などがあります。昨今は余分な支出として削られているのではないでしょうか。死亡保険は残された家族のために、入院・がん保険は入院時の身の回りの費用に充てることができます。掛け捨てで十分ですので、継続契約することをおススメします。私は入院1日1万円のプランですので、入院中の医療費と生活費(水やペットボトル飲料、それを冷やす冷蔵庫、レンタル病衣、洗濯機(下着やタオル)、スマホのパケット代、サブスク(読書代、アマゾンなど))結構かかりますので、少し足りませんが、加入続けていたことで、家族の支出を大きく増やすことなく賄えるので助けてもらっています。

まとめ

入院・治療には多くのお金がかかります。国などの制度で貰える補助は多いので、きちんと理解して活用しましょう。ただし、すべての金額を賄えるわけではありません。そこが世の中甘くないところですので、自己防衛の意味で任意保険に加入することをおススメします。1日5000円でもあれば、入院時の心に余裕が生まれ、余計な精神的負担を軽減できます。
健康が一番ですが、いざというときに参考になれば幸いです。

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