7つの習慣 スティーブン・Rコヴィー著

本書は自分がより幸せになるための本である。

と書くとざっくりしすぎて?となるのでもう少し言うと、他人とのコミュニケーションを改善したいと願っている人への本である。そういう本は巷に溢れているが、本書はよくあるコミュニケーションのテクニックを解説したものではなく、もっと時間のかかる根本的な解決方法を記したものである。

僕は他人とのコミュニケーションが円滑になることは、自分が幸せになることとほぼイコールだと思う。そしてそれには自分の内面を磨くことと、磨いた内面を外に晒していくことが必要である。

内面を磨くのが私的成功であり、第1〜第3の習慣が関わってくる。これらは「自分の人生を決めるのは自分であるという意識をもち、さらにその方向性を決め実行する」というものである。企業というものは大抵の場合、企業理念があり事業計画を立てるが、それを自分の人生でもやるのである。つまり「自分」が社長になって「自分」という会社を経営していく。自己マネジメントである。

それに対して内面を外に晒すのが公的成功であり、第4〜第6の習慣が対応する。これは「自己マネジメントした上で自分がどう周囲と関わっていくか」というものであり、他人とのコミュニケーションの実践方法である。

第7の習慣は第1〜第6の習慣の質を高めるためにとるべき方法である。

という構成なのだが、分量が多いのでまずは第1〜第3の習慣の部分を読むだけでも十分だと思う。実際僕も初めはそのつもりだったのだが、そこまで読むと先が気になってしょうがなかった。
まずは自分にとっての企業理念=ミッション・ステートメントを考えるところから。そして時間はかかるが少しずつ行動を変えて習慣を変え、人格を変え、運命を変えていこう。

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