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【遺跡探訪30】ティーンはタ・プロムが好き(Ta Prohm 12世紀後半)

ベトナムからの友人一家とアンコールワットの次に行ったのは、巨大な樹木が寺院を覆うタ・プロム。中学生男子2人が飽きずに見ることができるのはアンコールワットよりむしろここかな、と思ってのことでしたが、案の定でした。良かった。

Ta Prohmのマップ

バイヨン側の西に大きな駐車場があるので、バイヨン見学の後にタプロムの西側から入り、東側へ抜けるツアーが多いようです。

今回はアンコールワットから行ったので、正式な門の東から入り、西門でトゥクトゥクを待機してもらいました。

東門は修復中

今現在、タ・プロムはインドの援助で修復しています。正式な門の東門も修復中で、仮の橋から内部に入りました。

タ・プロムは西からでも東からでも、駐車場から寺院までの道が長いです。

ココナツの実で遊ぶ男子たち

着きました。いきなりの巨木

初めて来た5年前に比べると、タプロムの道は整備され巨木は少なくなっている気がします。

プリヤ・カーンと同じような踊るアプサラスの彫刻がありました。この建物は、かなり最近まで崩壊のため入ることができなかったそう。

前回行った時は、タプロムは建物が崩れていないので踊るアプサラスも綺麗に見えると書いたのですが、それは修復の成果だったとFocusing on the Angkor temples を読んで気づきました。

順路がガイドブックと違い迷子になる

修復は着々と進められていて、以前は通れなかったところが通れるようになったり、逆に通れたところが修復で通行禁止になったりしているようです。

とりあえず、iPhoneで方向を確認しながら西方面に向かいます。

有名な「木の根から覗くデヴァター」はどこ?

西から出ようとしたときに、あの木から覗くデヴァターはタプロムだったことを
思い出しました。

これこれ

なんと、ガイドブックには東の端にあると書いてあります。もう一度、迷路のような寺院内を通り抜けて、東側まできました。

途中、素晴らしい彫刻の数々。ジャヤヴァルマン7世の建立した寺院はハズレなしです。

崩壊した壁で近づけないのですが、どこまでもデヴァターが素晴らしいです。

白く飛んじゃいましたが、奥に巨大な木の根が見えます
静かな微笑みがそこかしこに

見つからない!

何度もガイドブックとGoogle Mapと突き合わせ、うろうろしたにもかかわらず、どうしても「木の根から覗くデヴァター」は見つかりませんでした。

係員の人に、ガイドブックの写真を見せると…
木がダメになって伐採した。これはもうない」とのこと
えー!!

そうか、そうなのか…確かに倒壊を考えたら他に方法はないのでしょう。それにしても残念でした。
行きたい!と思ったときに行かないとなぁと思った出来事でした。

西門から出ました。

一人で行くのが好きだけど、大人数でも楽しい

遺跡に早朝一人で行くようになって、好きな場所に好きなだけ時間を費やせてこれがベストだと思っていましたが、何人かで行くのも楽しいなと思いました。

みんな視点が違って思ってもいなかった質問が出たり、単純にワイワイ話しながら美しいものを見ることが幸せな感じがしました。

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