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#040 紆余曲折レポ(6)ー販売価格を決めよう

こんにちは!
『Tokyo Scope』プロジェクト 広報担当です

今回は『Tokyo Scope 2023』の価格を検討する
統括ミーティングを振り返ります


出版プロジェクトは、つくるだけじゃない

『Tokyo Scope 2023』制作も佳境に入ってきました

9月中旬の南後ゼミ合宿での発表を越えれば、
あとは校正し、入稿するのみといった感じです


このプロジェクトは、
明大南後ゼミ(社会学)とムサビ視デ(インフォグラフィックス)の
協働出版プロジェクトですが、

「本をつくって終わり」ではなく、
誰かに届いて、読んでいただくことがゴールだと考えてます


ちょうどいいのはいくら?

そこで重要なのが、、、価格設定です

出版にかかった費用を回収しつつ、
手に取ってもらいやすい価格にすることで

読者や、本を実際に売ってくださる書店に
真摯に向き合うことにもなるはずだからです


実は2年前、創刊当時にも同じような話題が挙がっていました

↓ ↓ 2年前の記事 ↓ ↓

そのときには、

「ちょうど良いのでは。値段に見合う内容を作ろう!」という意見や
「1300円は高く感じる。これ以上下げるのは難しい?」との声がありました。

 南後先生からのコメントでは、「販売価格は、1000円ぐらい(送料別)に抑えたいところですね。ちなみに、たとえば雑誌の『WIRED』は、1200円です。」とのこと。他にもいくつか調べてみると..

POPEYE」:880円
・「るるぶ東京 ’22」:1078円
・「東京カレンダー」:815円

 大量生産ではなく350部の限定販売なので、一般的な雑誌よりも多少高くなることが想定されますが、ちょうどいい落とし所はいくらなのか。
 引き続き検討していきます。

【ガイドブックプロジェクト】 本の販売価格、ちょうどいいのはいくら?

という話し合いが行われ、1,000円に落ち着きました

普段のミーティングの様子


さて、今年はどうするか

8月下旬に実施した統括メンバーでのミーティングにより、

今年は、

1冊 1,650円

に決定しました!

昨年から比べ、約500円の値上げとなります

その理由は3つあります


1. 印刷コストの増加

以前もお伝えしたとおり、
今年はガイドブックプロジェクトの原点である
「手に持って歩きたくなる」ことを意識した紙面づくりをしています

そのため、紙も手に持ちやすい
B5変形(細長い)にする予定です

載せられる情報は減る(ページ数が増える)一方で、
特殊加工の手数料がかかるため、制作コストが上昇してしまいました


2. 参考文献の増加

今年の紙面作成にあたり、昨年度よりも書籍の参考文献が増えています

公式Instagramより

図書館にもない書籍も取り扱ったため、
制作の経費が膨らんでしまっています(前向きな悲鳴です…)


3. 広告宣伝費の増加

今年はより広い読者の手に届けたいと考え、
出版部数やイベントの出店数もかなり増加する予定です

それに伴い、広告宣伝にもより一層力を入れる必要が生まれました

SNSや対面販売イベントを大いに活用し、
これまで以上に、果敢に販売に挑戦していこうと思います!


むすびに

内容もデザインも
大幅にアップデートした結果の値上げの決断が
どのような結果をもたらすのか…

発売まであと1ヶ月! ドキドキです


既刊2冊よりもさらにパワーアップした
『Tokyo Scope』プロジェクトにご期待ください!


記・澤井雅治(南後ゼミ8期, 統括, 広報渉外チームリーダー)

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