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二枚の定期券

2011年の春、あの大震災の直後から海外赴任して、2021年に一度帰任したものの、また一年と経たずに海外赴任して、しかも日本で働いている間はコロナでほとんど出社せずにリモートワークしていたので、10年以上、定期券を持ったことがありませんでした。

それが、昨年、帰任して、定年退職して、再就職して、久しぶりに定期券を持つことになりました。

私の家から会社までは、JR、私鉄、東京メトロ2路線を乗り継ぎます。すると、JRの駅員にも、東京メトロの駅員にも、どうしても定期券は1枚に収まらないと言われました。仕方がないので定期券を2枚に分けて使っています。

モバイルSuica、モバイルPASMOの定期券というのもありますが、すべてを携帯に任せたくはないのと、せっかく持っているお気に入りの定期入れを使いたいのと、いろいろあって、カードの定期を2枚持つことにしました。

2つの定期を間違わないように (間違ってもSuicaやPASMOからお金を取られるだけで入場できてしまうので) 全然違う定期入れに入れて、今使う方の定期券を左ポケット、使わない方を右ポケットなどのように工夫しているのですが、ボーっとしていると間違えます。

「この改札を抜けてつぎの改札を入るときには別の定期券をタッチしなければ」と小心者の私は改札を出る前から左ポケットと右ポケットの定期を入れ替える準備を始めてしまい、思わず改札を出るときに間違えて次に使う定期をタッチして「ピンポン!」と通せんぼされたときには、自分の馬鹿さ加減に呆れました。

改札を出るときに入った時とは違う定期をタッチすると、入場記録がないのですから、「ピンポン!」と文句言われるわけです。

そういえば、2011年の海外赴任以前も2枚定期で、よく間違えて「ピンポン!」言われたり、定期があるのに無駄にお金を支払ったりしていました。

この2枚定期は10年以上たっても解消されず、そして私もまったく進歩なく同じ失敗を繰り返しています

再就職してもうすぐ6か月、定期券もリニューアルして、この春からは間違えないように頑張ります。

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