見出し画像

バラバラ組合とΩ団の話・1

メモの前半部分を連続ツイートしたのものをコピーして並べてから手直ししてく。思いつきを書くときは、ツイートの方がちょうどいいのだけど、読みにくいかもしれないから。

その前に、雲さんのツイートを貼っておこう。バラバラ組合員の説明。

このツイート読んでからなら、私が書いたのも少し理解しやすいかしらね?それでは、以下が私ツイートまとめ。


バラバラ組合の人は「主語を自分にして、自分の気持ちを話して」がとても苦手な傾向がある。なんならそれを「いじわるされた」「攻撃を受けた」と捉えるぐらい、苦手である。
個人同士のやりとりなのに「主語を大きくする人」はバラバラ組合員の可能性が高い。

「みんな持ってるから、買って」と
「自分はこれこれこの理由で、これが欲しい!買って欲しい!」
の違いがわかる人になって欲しいなぁと私は思う。

「他の人は、これくらい、やってくれるんだから、あなたもやって」と
「自分は、これこれの理由で、これこれの負担が重過ぎるので、分けっこして欲しい」
これの違いがわからないと、夫婦関係も、親子関係も、結構、バラバラ組合ルールでやってしまうことになるとの予測がある。

「自分を主語にして、自分の気持ちを把握したものを、言語化する」のは、実はとても難しくて、獲得には時間のかかる「スキル」である。特性によって、個性によって、環境によって、必要な「練習内容」「練習量」は異なってはくるが、練習なきところにスキルの獲得はないのである。

ここのスキルの獲得がない場合、「同意」「合意」「そのための話し合い」には、至れないものと思われる。
バラバラ組合員は、「その場主義」であるので、合意の意味が分からないのである。


典型的な例としては「子育ての方針について夫婦で話し合う」のシーン。我が家の例では息子の障害認定の頃、これは大もめにもめて私はハゲ作ったんだが。

「私は障害の判定を受けて、療育を受けさせた方がいいと思う。あなたの意見を聞かせて欲しい。」
「君がやるんだから、君が好きにすればいいよ」
「そんな優しさ風味はいらない。あなたの意見を聞いている。」
「だから、君の思う通りにすればいいよ」              「私だけに決めさせるのは、とても卑怯だ。結果の責任を全て私に投げている。一緒に決めたではなく、君が決めたんだろ?で逃げる道を残しているところが卑怯である。」
「俺にどーしろって言うんだよ!」
「意見を聞かせて欲しいし、一緒に決めて欲しい」
「もう決めてるだろ!」
「決まってない!」

バラバラ組合員のダンナには、私にいじめられてるとしか思えない。
好きにしていいよ(君の言うことにイエスを言ってる)と伝えているのに、なぜ、自分が責められているのか、理解できない。
バラバラ組合員には今しかないから。将来的に、今の決断が基礎になることに実感がないから。

ヒートアップはしても、というか、すればするほど、自分の意見の見つけ方を習ってないんなら、見つけられない。
バラバラ組合員は遠くの話は得意だが、自分の動いている感情を「自分で捕まえる」のが苦手なのだ。

ヒートアップして「男ってのはそういうものだ!君は母親だろ!」「あんたには父親の自覚ってものがない!」が始まったら、「わたしと、あなたの、あいだの、話」には、至れない。

なんで私ばっかり!とは思うのだが、「二人で決めたい」が「私自身の欲しいもの」であるので、欲しい人が動くのもまた筋ってもんだ。
バラバラ組合員には「事実を積み重ねて、実感させる」がどうしても必要で、それにはどうしても「時間がかかる」覚悟がいる。

「わからない」「今、パッと言葉にできない」「考えをまとめる時間が欲しい」を言えるようになるまで、これが出せるようになるまででも大変なのだけど。ここも言えずに逆ギレパターンもあるのでな。逆ギレのバラバラ組合員とは一緒に暮らすのは困難だ。子供に良くない。

バラバラ組員の長所は、切り替えが早い、その場での適切な応答の選択能力が高い、忖度能力が高い、等々、たくさんある。社会生活を送るには、大変メリットがあるルールでもあるのだ。社会的高位にあるということと、家庭運営ができるということは、時として大きく齟齬を起こすのはここだと思う。

社会的(最初の社会は家庭だが、学校も同じぐらい重要だ)サバイバルにおいて、上位者の意向を瞬時に察知し、忖度し、適切な言動を選択すること、自分の意思より考えることより、「従うこと」の訓練を重ねてきたのだから、日本では誰でも多かれ少なかれバラバラ組合員ではあるのだよ。

「意見を言ってくれ」と求められて、「この件に関しての自分の意見は、これこれこうである」を言えるかどうかについて、距離問題がある。政治的意見は言えるが、休日の家族での過ごし方について「家族を相手に自分の意見を言う」のがどういうことかが「わかってない」パターンもある。

とても初歩的な、アンパンマンでどのキャラが好き?どこが好き?どんな理由で?ってなところから、始めなきゃならない必要があったりもする。バラバラ組合員は、自分が何が好きかをどう選ぶかも「忘れちゃってる」場合があるからな。ここは本当に重要なのだけど、バラバラ組合員ほどバカにしがち。

好きなものを好きって言うのには、とても勇気が必要なのだ。それまでの人生で、好きを嘲笑されたり踏みにじられたりしてきたならば、自分の意見を言うなんてのは恐ろしく感じられるだろう。そうやって自分が傷つくぐらいなら「その場主義」で「生き延びやすい方」を選ぶだろうもまた当然なのだ。

子供の頃、家庭内で、学校内で、サバイバル戦略としてバラバラ組合に入会せざるを得なかったってのは、ありふれたことだ。
だけど、選び直せるのだよ。大人と子供の大きな違いは「選べる」ってことだ。バラバラ組合員を選ぶんならそれでいい。けど別の道もあるは知って欲しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?