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寿司飯計量


今晩は。

天野シェフです。

年が明けてから賀詞交換会があったり、

二月には一年で一番大きな行事があったりで

三月になったら一段楽してゆっくりと出来るかなぁと思っていたのに、

三月もコラボレーション企画が立ち上がったりと、

まだまだ忙しい時期が続きそうで嬉しいです✨

四月には故郷山梨で、今後の事について本格的に動きたいと思っているので、

その辺りもゆっくりと書いていけたら良いなと思っています。

今日は寿司飯の準備について、

二月の大きな行事に向けて少し先の段階から食材調達や仕込みに追われていました。

寿司飯準備については前日から対応になりますが、

アフリカ大陸ではとても貴重な日本米を一粒も無駄に出来ないと、

頭の中では計量が始まっていました。

一般的な話ですが、生米一合では150g。

生米六合では900gが、圧力鍋で炊いたら
2,285gになって、寿司酢を混ぜたら全体として2,470gだから

一合を炊いて寿司酢を混ぜたら410gになって計算しようかなと思っていました。

不思議なものでこう言う事は、

その場所によっても、お米の炊飯器によっても

標高や調理器具によっても違うので、(今回は圧力鍋です。)

それぞれ見ていただいている方によってもちろん違う答えになると思います。

長い時間、色々な環境で仕事をしていると、

こう言う事から一からやり直しになってしまうので、

あんまりオススメは出来ませんが…

自分は新しい場所に挑戦するからには必要な事なのかなと覚悟しています。


来られるお客様は500人前後の予定だったので、

握り寿司を1,000貫用意しようと覚悟しました。

サーモンは何処の国でも人気なので本当ならば足りないかなと思っていました。

もちろん足りませんでしたが…。😭

握り寿司一貫15gで握っているので、

単純計算1,000貫で15,000g。

みたいな感じで計量していきました。

巻き寿司は同僚にお任せしていて

一本250gだから60本用意して寿司米は、
合計 15,000g。

鰻棒寿司は一本350gだから20本用意して寿司米は、 合計 7,000g。

稲荷寿司は一個30gだから160個用意して寿司米は、 合計 4,800g。

スモークサーモン押し寿司は一台530gだから6台で3,180g。

計算上で必要な寿司米は44,980gになって、

16,8Kgのお米を炊けば45,920gだから少し余るくらいに抑えられるなと思っていました。

更にカレー用に16合用意して、2.4Kg。

合計 19.2Kgのお米を炊きました。

準備の段階では頭の中でしか想像出来ないけれど、無駄を無くす為にはこう言う事も必要だと思っています。

握り寿司、1,000貫チャレンジ。

最後はお客様の前でお話ししながらデモンストレーションスタイルで、

とっても大変でしたがやり切った後の充実感や新たに掴んだ感覚は今後の料理人人生を大きく変えてくれると思っています✨

最後にこれだけ握ってしまったからには、

腕の腱鞘炎(けんしょうえん)があるかなぁとか、

筋肉痛になるだろうなぁとか、

一日遅れて筋肉痛になったらオジサンみたいで嫌だなぁとか、笑笑

そんな事ばかり心配していましたが、

全く問題なかったので嬉しかったです‼️
(ささやかな幸せ。笑)

なかなか出来ない価値ある経験でした。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

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