『クリード 過去の逆襲』あー、スタローンが見たかったんだなあ

今回のクリード見て気づいたけど、私は結局スタローンが見たかったんだなあって
べつに自分の中ではロッキーが見られるから!ってロッキーを楽しみに見てたわけじゃなかったつもりだったけど
クリード1作目も2作目も見てるし好きだけど

それってロッキーの存在感と説得力のおかげだったのかもな

(今までのクリードで1番好きなシーンは2のタイトル取った後のプロポーズシーン
ロッキーの思い出話も込みで今の聞こえてなかったの?ってドタバタも込みで大好き )

1作目と2作目はいて欲しい時にロッキーがいてくれたし、そこから熱量が上がっていく感じもあったけど

今回はなんかもうなかったことにされてるいうか
アドニスの義母メアリーアンはロッキーにとっては親友のアポロの正妻だから葬儀には出席して然るべき関係性だと思うけどいなかったし
いないことの説明もなかったし
1作目で癌の診断受けてたけど死んだことになってるわけでもないのにいるべき時に不自然にいなかったからなんだかね
どういうこと?っていう
大人の事情?なに?って映画見るのに考えなくていいこと考えちゃった


あと最後の試合のシーンでくそダサ演出あってちょっと引いちゃった
スタジアムの観客が消えて1対1で相手のことしか見えてない状態みたいなのは良いとして
背景に鉄格子ガシャーン!て落ちてきて、あれは過去に犯した罪?罪の意識?に囚われているという表現?なの?
なんかダサくない?

で最後なんかヌルッと勝ってたし

あー、勝ったのねって感じで

もっと殴るシーンたくさん見せてほしかったけどな
あっさりしてたな
上がり切らずに終わった感じ

スローモーションで打撃の1発の重さを見せてくれるところは良かったけど

あとアドニスは現役引退して何年か経ってるのにチャンピオン相手にあの程度のトレーニングで勝てたん?というところもあった
もっとやばいトレーニングで追い込んでるところも見たかった

謎のトレーニングも木殴ったりあと飛行機牽引したり、、、くらいしかなかったし
もっと変なの思いついてほしかった


あと1番モヤったのは娘の暴力問題
アドニスとビアンカの娘が学校で同級生殴っちゃった件について
自分が描いてた絵を破った相手とは言え殴るのは、、、って両親とも呼び出されて
自分の身を守るのが悪いことなのかと主張するアドニスと、とは言え話合うことを学ばないとというスタンスのビアンカ

アドニスのジムに忍び込んだ娘にアドニスがボクシングのパンチを教えるシーンがあっただけでその後その件については特にフォローが何もなくてあれ?良いのか?それで?ってなった
何の道筋もないままほっとくなら娘が同級生殴っちゃうシーンいらなかったのではって思った

なくてもドニーが娘を指導するシーンは撮れるし

良かったところは相変わらずビアンカがかっこいいところと今回のライバル、デイム役のジョナサンメジャースが上手かったところ

邪悪さを隠しながら滲み出ちゃってる眼差しとか、ホントにそう人なんかなって思っちゃうくらい上手かったなあ

18年間服役してて、デビュー戦でチャンピオンを倒しちゃうけど反則ギリギリの故意か事故かのスレスレの攻撃を連発するっていう汚い戦術

ボクシングだから殴るのは当然なんだけど、撮り方でこんなにも明らかに悪い殴り方だってわかるようにうつせるんだってことにびっくりした

どういうことなの

デイミアンが勝った時のアドニスの表情
わかるけと、でもあなたがセッティングしたのですが、、、とも思ったな

デイムの強さは分かりやすかったけどアドニスの強さが分かりづらかったな

冒頭の試合シーンは良かったけど、最後のデイムとの決戦でどのくらい強かったのかよく分かんなかった

公開1週目に見に行ったけど全然人入ってないしおじさんばっかりだった

平日昼だったからかな

そして最後に流れるマイケルBジョーダンから日本の観客に向けたプレゼント的短編アニメ
特典、と言うよりは爆弾だったな
何を見せられているんたろうという困惑を人のまばらな会場全体から感じた
映画の力
一体感をこんなタイミングで体感するとは思わなかった

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