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中学時代の友達の結婚式。自分のルーツに戻って気付かされたこと

地元の中学校を卒業してから早12年。
当時の友達が結婚式を挙げるということで
(しかも2日連続!)
東京から地元愛媛へ帰ることに。

コロナ禍だったので、ここ数年はひっそり帰って、友達に会うことはあまりなく...
みんなの顔を揃って見るのは7年前の成人式ぶり。

みんな高校はバラバラで、卒業後はもっと遠くにバラバラになって、小学校や中学時代の友達と集まって過ごすのは本当に久しぶりで楽しかった!

何より、
かなりダサめな制服を着て前髪も眉上にして、遊ぶたびにプリクラを撮って今見返すと意味のわからない落書きをしてきゃっきゃ言ってた友達が、
素敵なウエディングドレスを着て、
優しそうな旦那さんと2人並んで、
今までで一番幸せそうな笑顔をみられたのが、
本当に嬉しかったし心から幸せだった。

久しぶりに懐かしい気持ちになって胸がぱあーっと熱くなった。
これまでも何度か友達の結婚式に招待していただいたことがあるけど、中学時代の友達は記憶とのギャップが1番大きいからか、感じるものがまた違った。
それを自分なりに咀嚼してみて気づいたことが大きく2つある。

過去の記憶は塗り替えられてしまう

私はそう思い始めたのがいつかはっきりとは分からないけど、
"田舎の狭い世界がつまらなかった、だから東京に行きたかったんだ"
というふうに自分の過去を捉えていた。

でも本当はそうじゃなかったことに気がついた。
当時の私の見えているものが大きな世界で、
毎日の学校生活が一生懸命だったし夢中だった。
今日は学校で〇〇ちゃんとこんな話をして盛り上がった、先生にこれをして褒められた、クラスの〇〇くんはすごく走るのが早くてモテモテなの、今度の試合はレギュラーになれそうにない...と毎日お母さんに話してたな。


誰と友達になってどんな言葉をかけるか、
悔しい悲しい経験をどう乗り越えるか、
恋する気持ちとどう向き合うか、
私なりに毎日一生懸命小さな選択をしてきた結果が、"今"なんだなと実感した。

今だから話せる恋の思い出はもちろん、
友達と爆笑していた時、
一人ぼっちになったときに話しかけてくれた子がいたこと、
通知表に"クラスの子の良いところを見つけるのが得意です"と書いてくれた先生、
〇〇に負けたくない!と頑張れたライバルの存在、
全部ひっくるめて、愛だな、と思う。
当時の私に"そこに愛はあるんやで〜"と言ってあげたい。

特に上京してからはそんな思い出をすっかり忘れてしまって、実家が東京だったら苦労しないのにな、とか、生まれた時からこういう環境で育てられたら私ももっとできたのにな、と思う瞬間がたくさんあった。
その一方で、自分の過去を否定してしまう寂しさもずっと一緒にあった。

でも今あたっている壁は過去のせいじゃない。
そう感じてしまう時は、そこには必ず助けてくれたり教えてくれたり見守ってくれたり、誰かの愛があったことを思い出そう。


そんな話を帰りの空港で東京育ちの夫にすると、
今までたくさん頑張ってきた証拠だねと言ってくれて、すっと心が軽くなって腑に落ちた感覚になった。
そうやって私のまとまらない話をふんふんと聞いてくれて風呂敷のように包みこんでくれるあなたの優しさにいつも助けられているよ!♡

付加価値ではなく存在価値レベルで付き合ってた世界

久しぶりに会った同級生たちとの近況報告。
仕事や住む場所も様々、その後出会った人と結婚して、もうパパやママになっている子も。
同じ環境で過ごしたはずなのに、同じ道を辿る人は1人もいなくてみんなそれぞれの人生があるんだなと、当たり前なんだけど感慨深いものがあった。

やっぱり高校、大学、社会人になるにつれて似たような環境や価値観の人との出会いが多くなるもの。

あの時はただ純粋に、
その子と一緒にいて心から楽しい、
ドキドキする好きな気持ち、
あの子はちょっと苦手だから距離おこう、
そういうふうに人間関係が作られてたなとおもう。

学歴、仕事、家柄などといった付加価値は全く関係なく、大事なのは自分にとってのその子の魅力だった。

大人になるにつれて他人のことも、そして自分のことも、付加価値で評価してしまう。
もちろん社会人として付加価値は努力した証でもあるからとても大切。
だけど表面的な付加価値ばかりに囚われて、その人自身の魅力に気づけていないことがあるんじゃないかと思う。そして、自分のことも。

久しぶりに会うと、昔はこうだったのになぁと変わった部分もあったけど、変わらない部分もたくさんあった。
いつも周りの子を笑わせようと面白いこと言うよなぁ、いつも大きい口開けて笑ってるなぁ、相変わらず気が利いて優しいな、昔から人に囲まれてたな、、、と改めて、"そうそう、こういうところが好きなんだ"とその子の魅力に気づく。
昔好きだった人を思い出すと、私はこういう人が好きだったんだなとか、
逆に自分のどういうところが好きだったんだろう〜とか考えちゃう。

小学生や中学生は今よりも言葉を知らないから
自分の気持ちをどう表現したらいいのか、
そもそも自分の気持ちさえ自分で分からないことがある。後になって、あれは優しさだったんだな、とか、もしかして恋してたのかな?とか。

だからこれからは、自分が思う相手の魅力をどんどん言葉にして伝えていこう。
自分にとってその人がどういう存在価値なのか、ちゃんと伝えなきゃ、とおもう。
そして自分のことも存在価値レベルで愛してあげよう!

最後に:お腹の中のぽんぽこへ

今私のお腹の中にいるぽんぽこ。(我が家のベビーネーム)
これからあなたはママやパパと同じように
たくさんの人に出会って
毎日毎日、経験していくんだよ。
ワクワクするね。

楽しいことも辛いこともいろんなことがあるけど、そこには必ずどこかに誰かの愛があることを忘れないで。
少なくともママとパパは何があってもあなたへの愛が途切れることはありません。

だから今はお腹の中でぷかぷか泳いで、
準備が整ったら安心して産まれてきてね。
ママとパパがここに来るまで与えられてきた数えきれないほどの愛をしっかりと受け継いで、
今度はあなたに、
愛で溢れた温かい世界を用意して待ってるよ^ ^



私と出会ってくれたみんなが幸せでありますように。
そう思うと今が愛おしくなる。

未来の私は過去になった今をどう生きているだろう?
一生懸命生きてたらいいな、と思う。

マタニティヨガ後の恒例おやつ🍪
ご褒美多めのママですhaha

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