見出し画像

"ご飯作ってくれてありがとう"という夫の言葉がいつも信じられない理由。


いつもと違う、逆のことをしてみるというのは
新たな気づきがたくさんあるものです。


今日はわたしが一日中外で仕事でヘロヘロになって帰ってきた。
機嫌が悪くてお腹も空いてて、、、

今日の夜ご飯どうしようかなー
冷蔵庫のあれを消費しなきゃ、、、
でも疲れて作るのめんどくさい、、

そんなことをぶつぶつ言っているのを聞いて
その日在宅ですでに仕事を終えていた彼が
じゃあ今日は俺が作る!と。

え、、、もう頭の中で献立も考えたしさ、
キッチン汚れるの嫌だし(そもそも2回くらいしか包丁握ったことないあなたのご飯…美味しいか分からないし笑)と思って、
いやいいよ、もうわたし何作るか決めてるから、冷蔵庫のものも消費しないといけないし。と私。
そしたら夫はYouTubeでレシピを検索して
”リュウジのバズレシピ“から卵とお米さえあれば絶品ご飯になるという卵丼を見つけてきた。

うーん、どんぶりの気分じゃないしいい、、
それって半熟じゃん?わたし半熟玉子は好きじゃないし。わたしはお味噌汁も飲みたいし。
と嫌味を言う私。(ヤなヤツ)

でも夫は
えーそう?じゃあちゃんと火を通す!
あと他に消費しなきゃいけないものは?教えて?
お味噌汁の作り方もそこに座ってていいから教えてよと。

私も口で説明するのさえ面倒になって、
じゃあいいやその丼作って!お任せするわ。
と作ってもらうことにした。

油はねとか塩入れすぎとか、見てたら気になってきっとぐちぐち言ってしまうだろうから、見ないようにして...

10分くらいしてテーブルに運ばれてきた。


今は、一生懸命自分が失敗しないものを作ろうとしてくれてたんだなと愛おしく見えてくる(笑)

わたしの好きな器に盛ってくれていた。

(しっかり目に)炒めた卵だけがご飯に盛られてて、食べきれそうにないから、
"ねぇ、ご飯多すぎ"
とまた文句を言ってしまった。
食べられなかったら俺がもらうから食べてみて!
と、いつまでも優しい夫...

それ以上空腹で喋る元気さえなかったので(どんだけ)
分かった、ありがとう、いただきます、パク、、

えぇ、美味しい!(笑
味濃い目で卵チャーハンみたいな感じでがっついてしまう!


ありがとう、、、ほんとに
さっきまでの疲れとイライラは吹っ飛んで
あんな横柄な態度をとってしまったことを心から反省した。
そして同時に彼の懐の大きさに包まれて幸せな気持ちになった。
人に作ってもらうご飯ってこんなにも美味しいんだね。


そこでわたしは大きな気づきを得た。

一つは、ほとんど料理をしたことがない夫でも簡単に美味しく作れるなんてリュウジさんのレシピは本当にすごいということ。笑

そしてもう一つ。

普段仕事を終えた彼に美味しいご飯を作るというのもわたしの立派な仕事なんだなと言うこと。

わたしの仕事は不定期なので基本ほとんどの家事を担当している。
そこでいつも思うのは、
これってほんとに家庭の役に立ってる?
ということだった。

いつも頑張って掃除して料理を作るけど
仕事が忙しい彼に少しだけ引け目を感じるときがある。
もちろんこのスタイルは2人で結婚前に話し合って決めたこと。
彼の仕事は忙しいし、もともと毎日外食してた人(不健康)
わたしは家事が得意で料理も好き、こだわりが強いから自分でやらないと気が済まない。

夫はいつも感謝の気持ちを伝えてくれるんだけど、その言葉が信じられないときがあった。

だからこそ自分が仕事で疲れた時、
はぁー疲れた!!
もう疲れたからご飯は作れない!
家事は今日はお願い!
わたしも疲れることあるんだからね?
仕事が忙しいあなただけが偉いんじゃないからね?
と不機嫌アピールをしてしまうことが多い。

でもそれは
彼に感謝の言葉を言って欲しいとか
家事をやってほしいのが目的ではなくて、
普段感じてしまう負目のようなものを
自分で解消したくて言い聞かせることが目的だったんだと思う。 

あぁ、
家に帰って大切な人がいること
疲れた時に温かいご飯が食べられること
不機嫌なことをぶつけることができる家族がいること、
これが家庭というものなんだよな、と思った。

それならば。
家庭の仕事って、家族に安心できる場所を提供する、なんてやりがいのある仕事なんだろうと思えた。
家事って今は便利な電化製品やロボットもあるしお金をつめば解決できてしまうことではある。
だからこそ家庭の仕事の本質はそこじゃないよな、と思う。


もちろん社会でのお仕事も頑張りたいけど、
それに必死になってしまって家庭での仕事(掃除や料理という意味ではなく)ができなくなるのは私のスタイルではないな。
最近は子供を産んでも働いているママの声をよくSNSで見かけるし、それはものすごく夫婦の努力が必要で、かっこいい。頭が上がらない。
けど、自分の親世代はとくに多かった専業主婦(夫)の人たちも、プロフェッショナル。かっこいいです。

今わたしはちょうど中間のような生活スタイルだからこそ、両者共に心から尊敬する…!

私っていつもこうやって彼を幸せにしてるんだ!って実感できた。
良き妻であろうとするのではなくて、
この幸せのために私なりに役割を果たすだけだ。



いつもと逆のことをしてみる、違う判断をしてみる、というのは
自分の計画性が過ぎる性格を治したいから最近実践していることです。

夫婦でたまにこうやって役割を入れ替えることはすごくおすすめだなと思いました。
でもこれって仕事で今やりがいのなさを感じている場合とかでもやってみるといいんじゃないかな、なんて思います。
例えば普段接客業をしている方だったらお客さん側になってみる、そのサービスを受ける側になってみる、先輩後輩の立場を変えてみる、とか。
そしたら意外とやりがいが見つかるかもしれないし、
やっぱりこれは自分の仕事じゃないと確信するかもしれません。

彼は自分の卵丼を味見して、
わー塩入れすぎたー、ひとつまみってなんなん?と言ってました😇


プレ花嫁さん向けに結婚式準備についても書いています!
ぜひ楽しんで読んでいただけたら嬉しいです😌
感想など教えていただけると励みになります:)💗


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?