ヘタレ

🎃→🌓のBL
行為はないがちょっとアレかもしれない
成就しない
全体的にふわっとしてる
胸糞っぽい描写があるかもしれない
🌓→→→→→←←←←←💀前提
※ぜーーーんぶスイヒの妄想です


「はぁ〜〜〜〜……」

やけに大きいため息が聞こえる
もう今月何度目か分からない極座招集…
という名のお悩み相談、招集と言っても俺しか呼ばれていないし……
いつもは2人で菓子をつまみながら適当に話すが今日の悩みは深刻らしくめんどくさくなる予感が凄い
…と言ってもラミアがこうなる悩みなんて1ヶ月も極座やってれば大体わかる

「またリピルとなんかあったのね…ふぁ…」

欠伸しながらそう聞いてみるとラミアは色の異なる目をこちらに向け話し始める

「セキアァ〜…初夜ってどうすればいいの…」

紅茶吹き出すかと思った

「ゲホッ……どしたの急に…」

くっついた後もこの2人の関係にアドバイスをしなければならないのか、と少しうんざりした

「経験ないし分からないんだもん、セキアは経験豊富だろうなと思って…」

遠慮がちに聞いてるが僕のことをビッチって言ってるのかと言うとそういう訳じゃ!と急いで訂正する
もうアドバイスしたくなくなってくる

「僕のアドバイスなんて役に立たないよ…」

そうなのだ、そもそも大体は本番寸前で殺すし。
本番までいったとしても殆どが僕は何もせず相手が愉しむだけの乱暴で道具扱いされるようなモノだけだ。
クソみたいな経験しかないのに何をアドバイスすればいいか分からん

「雰囲気作りだけでもいいんだよ、雰囲気出来れば頑張れるし……多分……」

信用がない

「まぁ…良いよ、教えたげる」

そう言ってラミアの隣に座る

ラミアの手を取り、手のひらを指でつつーとなぞりながら口元に近づけキスを落とす
空いてる手で唖然としてるラミアの肩を押してやるとすぐにソファに押し倒せる
肩を抑えつけたまま服に手を忍ばせ腹をなぞりながら耳元で吐息混じりに名前を囁いてやるとびくりと体を震わせた
そのまま手を背中に回しくすぐる
すこしくすぐったそうにするラミアにまた囁く
「こういう流れで下着脱がすんだよ、キスとかしながら…」
本番を想像したのか顔を赤くする、初心だなぁ…
「どう?できそう?」
体を離し、聞いてみるが返答がない。おーいと頬をぺちぺちするとやっと声を出した

「ぁ…ちょっと難しいかも…」
「そっかー…じゃあお風呂前にさ、今夜…いいかな…って思わせぶりな感じで聞いてみな。結構意識して貰えると思う……」
「それならできそう…!ありがとうね」
「ん…じゃあ帰る……がんば…」

そのまま自分の部屋に飛ばしてもらってベッドに潜る


あーっぶねぇ、手ぇ出るかと思った…
こういうのは師匠譲りだろうな…
あの人は気に入ったものを見つけると蜘蛛みたいに捕まえて縛って動けなくして独占する激やば人間…まぁ善人側ではあるんだけど……
嫌なとこが似てしまったと思う
でも仕方ないとも思う、顔は悪くないし縋ってくる姿とか手が早いやつが見たならとっくに襲われてる。
…ラミアってウジウジしてるし監禁とかされそう、すぐ逃げられるだろうけど。

さっきの指導だって、ラミアには到底無理だと分かっててやった。もちろん、抵抗しないだろうというのも分かってた
どうしても欲望が抑えられなかった…
どーせ近いうちにより濃くより甘い快楽を味わうんだから少しくらい良いだろ、オレワルクナイ

はーー……早く幸せにならねぇかなあの二人
俺なんか頼ることも無いくらいに
そうすれば、諦められる。俺は自由になる

そうならないようなら………いや、この案はナシだな

さっさと幸せになれよ、親友


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