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ウイルスは変異するけど進化じゃない。

この2年間、散々このウイルスという言葉を聞いてきましたね。とは言え、それ以前でもインフルエンザウイルス、アデノウィルス、ヘルペスウイルスなどなど、何かと耳にする機会も多かったと思います。

ウイルスの変異とか聞くと、ウイルス自身が意図をもって体を変化させているように聞こえ、実際そのように思っている方も多いのではないでしょうか。

しかしながら、ウイルスは意志も思考もありませんので、「頑張って薬に負けない体を作ろう!」なんて思わないわけです。

ウイルスが変異するのは、単に増殖のコピーミスが頻繁に起こり、その増殖速度(世代交代)が数時間と非常に短いからです。

そして、たまたま変異したウイルスが環境により適応している場合は、それが主流になっていくというだけです。

当社でもガンギエイ由来ムチンの抗インフルエンザウイルス活性を研究しており、ムチンがインフルエンザウイルスを中和する機能性があることを確認しました。

ムチンは糖鎖末端にシアル酸を持っているので、このような機能性があることが考えられます。

写真は、ウイルス感染値を測定するプレートアッセイの写真です。

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