ナントカ世代では、今秋（2020年10月）、京都市右京区京北町／いわゆる過疎地域に当たりますが、ここに存するギャラリーで新作の制作・上演を予定しておりました。
外形的には通常の公演と変わることなく、ただ一点「観客がいない」ことを前提に制作・上演し、その過程を奇貨とすることをねらいとしたもので、新型コロナウイルス感染症の流行により激変した環境を前にひねり出した企画でした。

一方で、企画を具体的に進める中で、限定されているとは言え、公演期間中は市街地から俳優や関係者が京北町に出入りすることとなり、まだまだ感染流行の状況の見通しもつかない中、上演を行うことについての懸念が示され、協議のうえで、残念ながら今回の公演は見送ることを決定しました。
現下の状況を踏まえたうえでの前述の内容としたつもりでしたが、十分に受け入れていただく側の皆様とのコミュニケートができていなかったのかも知れません。今後の反省としたいと思います。

応援していただいていた方、期待や興味を持っていただいていた皆様には残念な報告をすることになり、お詫び申し上げます。

なお、現在、せっかく関係者の予定も抑えているということで、何らかの形で代替企画を用意できないかを検討している状況です。あらためてお知らせができればと存じます。

最後に、まぼろしとなったチラシを。遠くに雨柱が見える夕暮れの京北町で撮影しました。やはり京北町にはスーパーカブがよく似合います。