自己中な父親を持つのは私だけですか?

あー寝れねー。
父親のことをずっと考えている。

僕の父はご飯が柔らかめが好き。と良く言うので、今日の晩御飯は柔らかめに炊いた。
というか、僕が白米を炊く時はいつも柔らかめに炊いている。
ちなみに僕は硬めのご飯が好きだけどな。

そんな父から一言。
「俺今日飯いらないから!」

ちょっとイラっときた。

「まぁ別に良いや。明日も食べれるし。」
なんて思って、ひとまず食べることにした。

しかし、僕の好みでもない柔らかめのご飯を口に運ぶたびに苛立ちが増す。
「なんで俺こんな好きでもない米1人で食わなあかんねん。」と。

いつものルーティーンがやってきた。
僕は父の行動に不快な思いを感じたら、父を逆撫でしないように気をつけながら、行動を注意することを徹底すると決めている。

僕は父に淡々と告げた。
「やっぱムカつくから言わせてもらうけど、ご飯いらないなら言えよ。」

すると父から長々と、しかしまとめるとこんなシンプルな意見が返ってくる。
「俺はスーパーで海鮮丼買ったのよ。別に米は冷蔵庫入れれば明日食えるじゃん。」

僕も続けて返す。
「海鮮丼買った時にご飯いらないと言えよ。」

すると父はまたもや長々と、しかしまとめるとこんなシンプルな意見が返ってくる。
「ご飯何合炊くか話してくれたら俺はいらないと言えた。」

僕もさらに反論をする。
「そもそもいらないと思ったならご飯いらないと言えよ。」

もはやどっちもどっちである。

しかし、我が家において皆で同じご飯を食べるのは日常、特に何も無ければ米は人数分炊くのが通常である。
晩御飯を惣菜で済ますことは我が家においてはイレギュラーである。

コミュニケーションロスがお互いの落ち度なのは間違いない。
しかし、イレギュラーを自発的に起こしといて関係者に報告しないのはいかにもキックバックをもらって報告書に記載しないどこぞの政府高官程度には罪である。

そんなことよりも何よりも。
息子が親に合わせて柔らかい米作って食ってるのに、食えなくてごめんの一言も言えない父親とは何事かと。

父はこうも言った。
「俺のことは基本気にしなくて良いから!」

こいつ反抗期の男の子か?
僕はそう思った。
気にしないでくれと告げるのは俺とコミュニケーション取らないでくれと告げることとほぼ同義。
まさか一家の主たる父親が子供とのコミュニケーションを自ら放棄する発言が出るとは夢にも思わなかった。
何故結婚し、子供を作り家庭を持ちたいと思ったのか、僕は甚だ疑問だね。

話は変わるが、僕は去年結婚し、妻と住む家も別にある。
8月に子供も産まれる予定だ。

しかし、今年から母の病状が悪化して24時間介護状態になってしまった為、僕が週3日実家で寝泊まりすることになっている。
しかも寝る時は母の隣にいる必要がある為、父の布団を借りて寝ている。
誰が好き好んで加齢臭バンバン60過ぎのジジイの布団で寝たいと思うのか。
流石に枕だけは変えている。

まぁそうは言うものの父は母の介護を文句も言わずに続けてる。そこは偉い。素晴らしい。
まぁ僕も週3でしてるけどな。
なんなら今日から29日まで、なんなら4,5,6のGWも全部実家にいるけどな。
愛する妻を置いて。

ちなみに僕には姉もいる。父と姉は似たもの同士で自他共に認める頑固者、謝らない、過去のことを根に持つ性格である。
もちろんそんな父と姉は犬猿の仲である。
いや、犬猿の方が仲良い気がする。
訂正します。
父と姉は自己主張強めの幼稚園児です。

そして父と姉の関係性を取り持つのが僕と母である。
母は昔から今までも家族皆で仲良くしようが口癖である。
そんな母の意思を僕は尊重したい。
母がそんなこと言わなければ、僕は実家を捨てて愛する妻と産まれる子だけを大事にするつもりだったのに。
全く困ったもんである。

目下我が家の「家族皆で仲良くする」ミッションにおける最重要課題は父の素行を矯正することである。
何故ならば姉は僕たちが小さい頃から幾度となく繰り返された父の自己中心的な行動に愛想が尽き、父と会話しなくなった為である。

僕は姉に言いたい。
大人になれと。
しかし気持ちは痛い程分かる。
イライラするとバタバタとでかい足音で歩き、扉をものすごい勢いで閉め、不当に母に、子供に怒鳴り散らし続けた父は如何とも許し難い。
しかし
だからこそ
僕は姉が父のどういったことで嫌な気持ちになるかわかるからこそ
僕は父の自己中心的な行動及び言動を事細かに指摘して矯正し、治っていく父の様子をリアルタイムで姉に改善報告し、心を開いても良いかもと思わせる必要があるのである。
そして、父の自己中心的な性格が直り、姉がそれを感じることで、家族みんなで仲良くがついに達成するのである。
ちなみに補足だが、改善報告できてことは今までで一度もない。

別に僕は大人で偉いだろ。なんて自慢をしたいわけじゃない。父を下に見てるわけじゃない。
それは流石に嘘だ。父の精神年齢は僕より相当下だと思ってます。

ただ、僕もこれから父になる。
自己中心的になれる優先度は365日中300日は子供が第一、母が第二、父が最後
60日は母が第一、子供が第二、父が最後
残った5日ぐらいは、父が第一、子供が第二、母が最後
これが最適なバランスだと思ってる。

では僕の実家ではどうだったかと言うと
365日中360日父が第一、子供が第二、母が最後
残り5日は父が第一、母が第二、子供が最後
だった。

父を反面教師として、父のような自分を中心に考え行動するような人にはなりたくない!!!!!

父のことを悶々と考え続けてしまい、寝れずにここまで来た。
現在時刻6:307:00。32時間後には始業である。
父は先程元気よく仕事に行ったみたいだ。朝から大変だろうが頑張ってくれ。
母は今日夜中2回ほどトイレで起きたが、今はスヤスヤと寝ている。
日中も夜中トイレをする時も起きている時は胃の痛みを訴え続ける母を前にただただ介助することしかできない自分が不甲斐ない。
そしてお腹に赤子を抱えている妻を1人家に残して実家に来ている自分が不甲斐ない。


隣の部屋で猫が呼んでいる。
朝ごはんだろうか。
遊んで欲しいのだろうか。
それとも何か助けを求めているのだろうか。

いいやどれも違う、僕は知っている。

ただ人の足でスリスリしたいだけである。

今行くから待っててね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?