広島県酒造組合は、5月に広島市で開かれる主要7カ国首脳会議（G7サミット）に向けて、日本酒の統一ラベルを作製した。日本酒メーカー32社が参加し、売り上げの一部は県などでつくる平和団体「へいわ創造機構ひろしま」に寄付する。サミットを機に広島の日本酒をアピールしつつ、非核化を目指す活動にも役立てる。

5日に発売を知らせる報告会を開いた。ラベルには7色の折り紙をデザインした広島サミットのロゴと「ひろしまの酒で乾杯！」とのメッセージを描いた。1万8000本分用意し、瓶に貼り付ける。3月下旬から各蔵元から順次販売している。

広島県酒造組合の梅田修治会長は報告会で、「各蔵元には自社の日本酒をサミットで使ってほしいとの思いもあるが、広島の酒というくくりでアピールしたい」と話した。