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ANA、再生燃料利用で証書 日本通運などとコスト分担

SAFの時代到来。

必要な量を確保できないので
需要を満たす生産量確保が肝。

新たに始めた取り組みは「SAFフライトイニシアチブ」。第1弾として日本通運、近鉄エクスプレス、郵船ロジスティクスの3社が参加する。3社はすでに9月末にSAFを搭載したANAの貨物便を使った輸送を行い、このほどANAが証書を発行した。

発行する証書は環境に優しいフライトを使ったことを証明するもの。国際航空運送協会(IATA)によるガイドラインに沿って第三者機関の認証を受けた。貨物事業者は輸送での二酸化炭素(CO2)削減への貢献を取引先や投資家に開示する際に証書を活用できる。こうした取り組みは欧米の航空会社が先行するが、日本では初めて。
SAFは廃油や植物を原料とした再生燃料で、航空機運航のCO2排出量の8~9割を実質オフセットできる。しかし、世界の供給量は航空燃料全体の1%以下。コストも既存のジェット燃料の5~10倍と高い。ANAは取り組みを通じ、SAFのコストを輸送網全体で負担できる仕組みをつくり、普及にもつなげたい考え。



ANA、再生燃料利用で証書 日本通運などとコスト分担

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