noteはお久しぶりです。3年ちょいのベトナム生活を終え、本帰国しました🇻🇳→🇯🇵
人生の第二章を終えて、第三章を始めるくらいのターニングポイントと捉えているので、今思うことを記録しておこうと思う✏️

せっかくなので、ベトナム渡航前のこちらのnoteに、敢えて構成を似せて書いてみる😂

◾️なぜ今、本帰国を決意したか？

友達に聞かれたら「そろそろ結婚相手を本気で見つけたいから」「日本での推し活のため」っていう。それが説明しやすくて、もちろん嘘ではないんだけど、「やりたいことのためにキャリアアップしたいから」がなんだかんだで根底にある。


ベトナムに来た当初は遠距離恋愛をしていて、いつかは日本に帰ることが前提だった。
でも途中で、「待ってるから」「本音は寂しいから早く帰ってきて」という言葉にもやもやするようになって、「なんで早く帰らなきゃ、と申し訳なく思わなきゃいけないんだろう？」と疑問に思うようになった。
ベトナムについてきてよ！とは思わないけど、コロナ禍という特殊な状況で全く会うことができなくなってしまって、お互いが近くにいないと成立しない関係の難しさを身にしみて感じた。

そこから解放されると、もともと好奇心と行動力の塊の私は「次はどの国に行こう？」なんて考えるようになる。
20代のうちしかいけないワーホリもいいし、日本人が1人も住んでないような国に住んでみるのも楽しそう。


ただ問題は、どんな条件で外国人としてその国に住むか。移住をするならついて回るのがビザ問題だからだ。

ワーホリ行くのもいいけどやっぱり高度な仕事を得るのは本当に難しいので、今までやりがいを持ってやってきた組織人事コンサルのキャリアを捨ててまで、いまさらキャリアに繋がらない仕事をするのは私はもったいないと思う。

そもそも日本人としての強みプラスアルファで、その企業にとって何かその人をわざわざ雇うべき理由がないと雇ってもらえないのが現実。
雇ってもらえたとしても、正直日系企業のプレゼンスはベトナムでさえ落ちてるなと感じていたし(韓国や台湾企業のほうが勢いがあるし賃金も高い)、大幅なキャリアアップ・年収アップを狙えるような求人は今の私のスキルではほぼないだろうなと思った。

私にとってこのまま海外に居続けることは、目先のことを考えれば刺激的で素敵かもしれないけど、長い目で見たら魅力的には思えなかった。


だから場所を変えて海外移住を繰り返すより、日本に一度戻って、戦える専門性を身につけて、日本からグローバルに働く/もしくは再度海外に挑戦するほうが、キャリアも広がるいい選択肢だと思った。

◾️ベトナム生活で得たもの、得られなかったもの

3年という短い期間だったけど、私にとっては十分な期間だったと思う。たくさん学びがあったし、遊び尽くしたし、やり残したことも後悔もない。

とにかく海外に住んでみたい！いろんな国の人と働いてみたい！と思って飛び出したので、仕事やプライベートを通じてたくさんの人とお会いして、仕事ではベトナム、マレーシア、インドネシア、タイと国を跨いでいろんなことを経験させてもらえて、役員直下で私的にはいろんな無茶振りやハイレベルな要求もあったけど(笑)、たくさんチャンスをいただけて気づけばぐんと成長してたなと思う。

性格もかなり変わったと自覚してるし、もしかしたら久しぶりに会う人はびっくりさせてしまうこともあるかもしれないけど、個人的には生きやすくなったし、今の自分の方が好き。
気遣いなんて伝わらないローコンテクスト文化×HSP指数がバリ低い上司と働いて適応してしまったのが、自分でも本当に環境適応能力高すぎだろと思う。笑笑

ベトナムは勢いのある国なのは間違いなく、日本の高度経済成長のような明るい未来を想像しながら急成長する世の中を見れるのは、とてもいい経験だった。

けれどもまだまだ追いついてないところが多く、例えば日本ではデジタル化が当たり前のデータ管理ひとつとっても、ベトナムではシステム導入より人力でやった方が断然安いので、日本の有名企業のベトナム拠点でさえ、DXが全然進んでいなかったりする。そうなるとビジネスとしても提案の幅が狭くなるし、そういった事例の経験がこの国ではしばらくはできないことになる。

一生東南アジアにいるなら時代と共に学び経験すればいいかもしれないけど、日本に戻ったり他の先進国に行くことも視野に入れると、個人のキャリアとしてこのままここにいることに不安と焦りを感じた。

◾️新しい職に何を求めたか

このままの環境ではだめなら、じゃあどんな環境にいきたいのか？

まずは前職の組織人事コンサルの延長線上で、ベトナムで得られなかった「高度なスキル/技術が身につく環境」を求めて、最新の情報や優秀な上司・同僚やクライアントが集まるところがいい、と思ったのが一つ。刺激を受けていろんなものを吸収したいので、ちょっとでも背伸びして所謂いいところに入りたいというのがひとつ。

もうひとつは、"何事も結局は知識よりも経験"と思う節があって、いろんな環境で働いていろんな風土を感じてみたかったので、1社目のド日系トラディショナル田舎マンモス企業()→2社目の輸出型ベンチャー気質企業→3社目は外資系大手バリバリ企業に絞ることにした。

そしてこのnoteの序盤にも「やりたいことのためにキャリアアップしたいから」と書いたけれど、それに役立ちそうな経験ができそうであったり、ロールモデルがいるところが必須だと思った。

◾️新しく働く会社についてと決意

結局上記が全て得られそうな外資コンサルに絞って転職活動をして、無事希望のところから内定をいただくことができました。
いくつか迷ったけど、「やりたいこと」に関連するポイントとして最終的に重視していたのは「ダイバーシティ」「女性活躍」でした。


わたしの「やりたいこと」は、本当の意味で男女の差なく、子供の有無関係なく、全員が会社で活躍できるようにしたい。
もう少しいうと、女性がお母さんだからという理由で働く上でのキャリアを諦めなければいけないことがないようにしたい。


ここからはちょっと前の自分の投稿の引用。

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特に私の周りは田舎の製造業に勤めてる子が多いから特に感じる、女性管理職の壁。

それは女性に家庭的役割を任せることをあまりにも当たり前にしてきたこと、働くママたちが自分たちさえ我慢すればと耐え忍んできたこと、たくさんの犠牲の上にある、見えにくく残酷な壁なんじゃないかと思う。

少しずつ男性でも育休取得する人が増えてきたり、男女ともに働きやすさを重視するフリーランスが増えてきたり、世の中がいい方向に変わりつつあるんじゃないかと思うけど、
まだ意味のわからない昔の凝り固まった価値観のおじさんたちの発言(おじさんだけじゃないけど)が目だったり、会社で働く上で女性だけが諦めなきゃいけないこと、ハードルが高いことってたくさんあるように感じてる。


今は政治とかフェミとか起業とか全然興味がなく、ただ単純に自分自身や周りの大切な人たちが悩んでるからそれを解決したいし、同じような悩みを抱える人が今後いなくなったらいいなと思うだけ。
だからまだまだ学ぶべきこともたくさんあるし、何をしたいのか明確に見えてるわけではない。

とりあえず次に入社する企業は女性管理職(子持ち)や外国人社員・マネージャーもたくさんいると聞いてるので、自分にとってのロールモデルが見つかるかなと思っているし、社内でもどんな体制になっているのかがとても気になる。お母さん側の問題だけでなく、パートナーの意識や企業側のサポート、管理職が作り出す職場風土も大きく関係していると思う。

また大手企業がクライアントになるので、そこの現状や人事戦略を学びつつ新たな取り組みを提案できることもとても貴重な機会だと思う。

そうやって学び続け、自分自身も身をもって体験しつつ、この先自分にできること/やりたいことを明確にしていきたい。




まとまってないけどまとめると、いろいろ経験積みながら、社内外のダイバーシティや女性活躍を肌で感じ、自分自身もプライベート含めて色々経験しつつ、男女関係なく全ての人がやりたいことを諦める必要のない環境を作っていきたい。

9末退職11月入社なので、今日から正式にニートになった私ですが、ここに今の決意表明として書き残しておきます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました✌️