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DAY 5

2018AUG20
ここから開始

床の下に断熱材を詰めていくところから開始です。

このROCKWOOLという断熱材を保温・断熱・吸音・ 耐火材料の為に敷き詰めていきます。デンマークではとても巨大な会社で、デンマークで建てられる建築物には、ほぼ全てにこれが使用されるとのこと。また、デンマークでは断熱、耐火についての法律がとても厳しいようで、このような断熱、耐火材はふんだんに使用するようです。ちなみに、断熱とは外の暑い熱を中に入れないという効果もあるので、夏も効果ありです。
人間にとって家の中が寒すぎる、暑すぎるということが法律で許されていないとのことです。
「家の中が快適でなければ過ごしにくいじゃない。何の為に家を建てる人達がいるのさ。」と当然のようにクリストファーは言いますが、冬は外より寒く、夏は外より暑い日本の自分の過ごしていた家を思い返すと、確かになぜ日本では、そこを我慢して生活しなくてはいけないのだろうという気持ちにさせられます。

古い記事ですがこんな記事を発見しました。興味のある方は読んでみてください。確かにこの「断熱」に関しては、日本はまだまだ未だに遅れているのではないかと思います。
そして、ヨーロッパではほぼ浸透している、セントラルヒーティングシステムを見ても、日本の暖房周りの思想は遅れているのかと思いましたが、これは災害が多い日本では導入しにくいのか?等、まだまだ日本に関して不明な部分がたくさんあります。*誰か詳しい方がいましたら教えてください。

と断熱に関してはここら辺にして

断熱材を写真のようにカットしながら2層に交互になるように敷き詰めていきます。

半分を敷き詰めたところで、床材を打ち付け蓋を同時にしていきます。

今回はこのハードボード?をそのまま床にするそうです。

断熱材も貼り終わり、さらに床も打ち付け終わりました。

そこで、ちょっと余っていた、床の骨組み部分に大きい板を固定しました。
これで、屋根になるパーツを切り出す為に、横長の板材に弧を描くとのこと。その為に残しておいたのですね…間違ではみ出しているものだとばかり思っていました。。

真ん中に写っている細長い板材を、写真右奥の端に固定し、左側の木に弧を描きます。思っていた以上にうまくかけました。

これで屋根となる部分のパーツを作っていきます。

先ほど描いた弧に合わせて切り、それを上に乗せ、ボンドとネジで完全に固定していきます。

あとで余った左右の部分をカットし、完全な弧になるように形を整えます。

2つ目からは1つ目の木材をコピーして線を引きカットしていきます。

ちなみにこれが工房の中身。色々なマシン、、、とにかく物で溢れかえっています。

これを6本作っていきます。このアイデアは独自で考えたもので更に試したことがなかったらしく、良い感じじゃないか!と本人も驚いていました。やはり確証がなくてもとりあえずやってみる精神はデンマーク人を見習いたい所です。

床の上を歩き、段々と自分が住むスペースが見えてきて、思っていたよりは大きい等、1階層上の思考が働き始めたのを感じ、屋根を乗せるための壁用の部材に印をつけた所で本日終了。

ちょっと息抜きに友達の鉄工職人の家にお出かけです。

彼は自宅で、お城に使用される鉄のパーツを自宅で製作していて、色付けをグリーンハウスでして乾かしている所でした。グリーンハウスが良い感じに乾くことを発見したと言って喜んでいました。
お城のパーツをこういった形で未だに職人がフランクに作っているというのがとても気楽で良いなと、気楽さを大事にするデンマークらしさを感じます。

家に帰って、パンを焼いて、ご飯の時間です。

今日はハンバーグとポテトとブラウンソース。デンマークではブラウンソースと呼ばれるソースが色々と出てきます。肉汁、小麦粉、ミルク、自然着色料(茶)で作るソースのことですが。

DAY6につづく。

なにかのヒントになっていたら幸いです。