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2022年抱負 “夢は口に出すと強い”

毎年、Be目標(在り方)・Do目標(アクション)・Have目標(獲得する知識やスキル・体力など)に分割して目標を立てている。

4年くらいやって、目標は達成されないものと途中で変化するものがあるけれど、Beは年始立てたものとほぼ変わらないなと確信してきた。

迷いが生じている瞬間を思うと、Beが揺らいでいる時じゃなく、Beに対してDoやHaveがずれている時、無意識が先にそのズレを感知して、その違和感を迷いという形で意識に信号を送っているように思う。

だから、Be目標をことばにできるほどに意識に落としておくことは、迷った時の北極星みたいなものになる。


夢は、口に出すと強い

これは2014年の新春新聞広告だ。

2014年ジャンプ新聞広告(集英社)


あらためて2021年を終えて、このことばがようやく自分なりに腹に落ちた。

言語化は無意識を意識に書き出す行為だと思う

夢は、”口に出すと強い。

言霊ということばがある。
口に出すってことは、自分の無意識と意識に水を通すような行為だから、そう呼ぶんじゃないだろうか。

私が無意識レベルが求めていることを、私という意識に伝えるのだ。

私がここで無意識って言ってるのは、例えば「心の底」とか「腹の底」とか呼ばれるような、繕っても繕いきれないシンプルでプリミティブな欲のことだ。(「欲」は、生と死をつなぐ最もシンプルな架け橋では?と思っている)

口に出すと、強い。
それは無意識レベルで求めるものだから、意識に通じたときに道ができるから。そうすると選択も行動も全てが一貫する。口に出した『夢』を実現するために全てを振り切るから。

一度歩みが止まったときのために、口に出す

口に出すと強い。
逆にいえば、心の底と違うことばは、気持ちよく口に出せない感じがする。
自分が口にしたことばと、自分がほんとうに求めるものに差分があるとき、人は違和感を感じてしまうからだ。

こうしたいなと意識先行で考えている時は、口に出してみることにしている。
そこに違和感が残ったなら、きっと少しの誤差がある。
もしも違和感が残ったなら、本当に求めるものの姿をクリアにする余地がある。

まずは抽象度を上げて、本質を掴みにいく。
そして解像度を上げて、具体的にどんな状態なのかに感覚を浸す。

本質はひとりの内省で主に言語化をしている。
解像度は人に話すことで感覚を増幅させているような気がする。(ちなみにnoteに書くのも公開している時点で「人に話す」の部類な感じ。)

私は本当に、その『夢』が欲しいのか。
私、どう在りたいのか。

自分の「やっていること」「やること」にふと疑問を抱く瞬間は必ずあるから、2022年にこう在りたいという状態も、まだおぼろげではあるがことばにしておこうと思う。

2022年は 、「遊」で在ろうと思うよ

2021年は境界線を引いた年だった。
「決める」行為は、境界内にのこすものと、手放すものの間に線を引く行為だ。

2021年、さまざまなものを手放してきた。
持ちすぎてきたのは、それまで選べていなかったからだ。

手放したくなくともついてこなかったものもある。
それは、それも、そういう縁なのだと決めた。

そして。
2022年は、境界線の内側に、「選んだものを固定しない」という感覚がする。
境界線を引きある種「ハコ」をこしらえたのなら、その中に選んだモノもコトも事象も、水に遊ぶ光のように、ゆらゆらと存在を愉しんでほしい。

選んだけれど、そこに役割や意味づけを私が行うものではなくて、その個に命の遊泳を願う。

「遊」の語源は、「神様が自由に行動する」ことに由来するらしい。
なんだか今年は、そんな感じ。

人はいろんなものをその足にからめて地を歩いている。
形あるものに、命あるものに、その存在を愉しんで欲しい。
私は、そうする。

私の「遊」

ひとつは、”好き”の”好きさ”を、こころゆくまで喜ぼうと思っている。

ひとつひとつに惚れ込んだうつわたち、暮らしをやさしくたのしませてくれる小物たち、心にわくわくの弾みをくれるコスメ、日々に呼吸をくれる空、時間をいろどる季節、おいしくてうれしいごはん、私の周りは私の大好きなものであふれている。

そういう、素晴らしい好きなものたちを、ひとつひとつ記録していく。

かつてハイティーンの頃に心を弾ませたメロディーたちが今、懐メロになって違う色を見せてくれるように、私の”好き”たちは、今だけでなく明日の私も、きっとよろこばせてくれる。

今年は、”好きの宝箱” みたいなページを、作ろうと思うよ。

今を生きる私は、過去の私が積み上げた今に立って、未来の私をよろこばす。

そういう命の使い方がしたい。

2022年始 にしこ


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