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課題と向き合う大切さを押しててくれた一本の映画「AK-47」

 皆さんは普段、やりたいことをやれていますか?

 「いいえ…」という方も多いはず。

 今回はちょっと思考を変えて、最近私が見た映画から、エンジニアがやりたいことをやるには?といったことを考えてみたいと思います。
(一部、映画のネタバレになるかもしれないので、ネタを知りたくないという方は一気に最後のほうまで飛んでください)

最近見た映画

 正直、私は戦争映画とか全く詳しくないので、一部間違っている箇所もあるかと思いますが、どうぞご了承ください。
AK-47といえば、世界で最も使用された銃として有名で、その銃を開発したカラシニコフ氏のことを描いた開発ストーリーです。

 この方、銃がもともと好きだったようで、子どものころから銃を作ったりしています。また、鉄道関係の会社でも働いていたようですが、その現場で銃の開発を行ったりという破天荒ぶり(日本では考えられない…)。

 でもモノづくりは好きなようで、作品上でも「発明家」と呼ばれていたりもします。

まず課題ありき

 カラシニコフ氏が抱えた課題として、当時のソ連の銃がドイツの銃に比べて性能で劣っている、壊れやすいから肝心な時に動かないといった問題がありました。

 それを改善できるアイディアはあったようですが、彼は銃を作るに必要な教育を受けていない…。そこで銃の作り方を「独学」しているということがすごい点です。大切なことは課題と向き合うという視点でしょう。

 それでも高い教育はうけていないため、他のエンジニアができるような「製図」を作ったりすることができない…。課題が課題を生むということは多々あり、そこにも向き合っていかないといけないわけです。

できる人を雇う

 ここで、重要なことは課題を解決できるのであればすべてを自分でやるのではなく、「製図」ができる人を雇う。といった発想でその問題を解決します。

 そう、私たちはなんでも自分たちでやろうとしますが、すべてをこなすことなどできるわけはない。

 できる人を見つけてくれば良いのです。この発想は結構重要です。

困難に遭遇してもやる

  当然、やろうとすると様々な困難が伴います。ライバルとの競争、戦争の終結といった問題が作品上で描かれています。

 カラシニコフ氏も心が折れそうになり、何度も開発を辞めようとすることがあるようです。

 それでもとどまり、地道に改良を加えてできたのが「AK-47」。

 時には現場で寝泊まりしたり、寝食を忘れて没頭したりというシーンもありますが、とにかく毎日、少しずつでもやる。やはりそれくらいの覚悟が必要な時期もあると思います。

学んだこと①:「Simple is best」

 確かにAK-47といえば丈夫で壊れにくい、分解が用意で扱いやすいといったシンプルさが受けてそれが世界中のテロリストに渡ったという問題もあります。その良し悪しはここでは議論しませんが、私たちは課題を解決しようとして様々な機能を追加したりします。

 結果としてより複雑なものが出来上がるのですが、果たしてそれがいいのか?保守性が低下していないかといったことはよく考えるべきです。

 何か機能を追加するというよりも、無駄な機能や構造はないか?そこをそぎ落としていくという視点も重要です。

学んだこと②:解決したい課題があるか

 本作品で最も感じたのがこれです。

 確かに現代は便利な世の中になったので、例えばプログラミングの技術だったりしても、学校、オンラインスクール、youtube等々で学ぶことはできます。

 しかしその先にあるものを教えてくれる人はいません。

重要なことは、

  • 「●●」に関する課題を解決したい。業務の自動化、自動運転等々。

  • 「●●」という分野で社会に貢献したい

といった動機付けではないだろうかと思います。

 カラシニコフ氏もそれがあり、様々な困難があっても銃の開発を続けることができたのだと思います。

 継続は力なりという言葉がありますが、継続するにはそれなりの動機や覚悟、習慣化といったものも大切です。

 情報が多い現代だからこそ大切にしたい視点です。

 というわけであなたが解決したい課題は何ですか?その動機が深ければ深いほど、あなたに力を与えてくれると思います。そんな課題をお持ちの方はぜひあきらめないで続けてください。きっと解決の糸口は見つかると期待しています。

 また、興味を持った方はぜひこの映画もご覧ください。

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