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火星に国をつくるなら、お金はcryptoであるべきか統一デジタル通貨であるべきか

普段火星での生活のことを考えていて、火星に10万人の住む国をつくるなら当然新しい通貨が必要だと感じた。その際暗号資産を使って新しい経済システムをつくるのか、他の既存通貨との兌換性を意識した統一デジタル通貨を使って火星での商取引を行うことのどちらが良いのか。

また、周りの友人でcrypto内の一部領域の市場規模、期待感が急激に縮小して悔しい思いをしている人を見ているので、友達として頭の中をまとめたいと思った。

仮想通貨と統一デジタル通貨の違い

そもそもcryptoと統一デジタル通貨の違いが良くわかっていなかったのでまずその違いを明らかにしたい。

「クリプト(仮想通貨)」と「統一デジタル通貨(Central Bank Digital Currency: CBDC)」は、両者ともデジタル形式の通貨ですが、いくつかの重要な違いがあります。発行主体:
クリプト(仮想通貨): ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨は、中央機関や政府によって管理されていません。これらは分散型ネットワークによって発行および管理されています。
統一デジタル通貨(CBDC): CBDCは、中央銀行によって発行されるデジタル形式の法定通貨です。これは国家が直接管理し、その価値は政府によって保証されています。
規制と監督:
クリプト(仮想通貨): 仮想通貨市場は比較的新しく、多くの国で規制が不完全または存在していないことがあります。
統一デジタル通貨(CBDC): CBDCは中央銀行によって厳格に規制され、法的枠組みの中で運用されます。
価値の安定性:
クリプト(仮想通貨): 価値が非常に変動しやすく、投機的な要素が強いです。
統一デジタル通貨(CBDC): 法定通貨としての安定した価値を持っています。
用途と目的:
クリプト(仮想通貨): 分散型ネットワークと匿名性を重視し、国境を越えた取引や新しい形の金融サービスに使用されることが多いです。
統一デジタル通貨(CBDC): デジタル経済への適応、金融の包摂性の向上、取引の効率化などを目的としています。

これらの違いから、クリプトはより革新的でリスクが高い一方で、CBDCは安定性と規制に重点を置いています。また、CBDCの導入は国家の金融システムに大きな影響を与え、金融政策の実施方法にも変化をもたらす可能性があります。

2023/11/27時点のGPT4より

統一デジタル通貨は国家の管理下のもとで取引される通貨である。暗号通貨の経済圏は、ドルが大きな財源になる米国を始め多くの国と対立する構造にある。実際北朝鮮に米国の制裁を暗号資産を使って回避するように助言したイーサリアム財団のバージルグリフィスは禁錮5年の判決を受けている。

そのため統一デジタル通貨はその国の利権者と利害が一致するようにデザインされる恐れがある。

仮想通貨と統一デジタル通貨のどちらがより火星のお金として相応しいか

どの国家の制約も受けない新しい環境である火星で通貨を持つなら暗号資産がよりチャレンジングで面白いだろう。分散型ネットワークが経済システムが何もない火星で機能することにより既存の金融システムや中央銀行の影響を受けずに通貨システムを構築できる。

火星で採掘された新たな鉱物や製造された機械に対して新しい暗号通貨との兌換性をつくっていくことで、その通貨にしっかりとした価値が乗る。そしてその上で火星の暗号資産によって地球との商取引も行えるようになる。地球での暗号資産の価値や安定性がより強固な物になる。


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