幸せの決意

11/11ポッキーの日に入籍いたしました。日本ではポッキーの日が有名ですが、中国では実は11/11は独身の日なのです。毎年この時期になるとTaobaoという中国版のアマゾンのようなECサイトで大規模なセールが行われます。この時期のTaobaoは本当に安く私も北京に留学していたときはテニスボールやギターを購入したことを覚えています。そんな11/11に今まで一人の人間だった者同士が一緒になってまた新たな一を生み出すというのはなかなか面白いんじゃないかという風に考えてこの日を選びました。

私は現在4期目の会社を経営しています。うまく行かないことも非常に多いですが、まだなんとか食らいついているというそんな状況です。財政的には創業以来最も苦しいと言っていいでしょう。そんな中で今結婚するというのは私の人生の中でも会社を設立したとき以来の思い切りと言っていいです。当然今日で妻となる彼女にも大変な苦労をさせています。しかし、これは別の角度から見れば、今が底なのでこれからは上がっていくのみと考えることもできます。

婚約指輪をはめてからというものの私には思ってもない変化がおとづれています。左手の薬指に指輪をはめるとやはり実感はあるものです。妻を幸せにするんだという気持ちが湧いてきます。とても眠いときがあっても妻の顔が思い出されるようになってもうちょっと頑張ってみようと知らないうちに後押しされています。今まで株主の顔が浮かんでくることはありましたが、それに加えて妻の顔も浮かんで自分を奮起させてくるということは最近まではなかったことです。

自転車中の自転車の状況の中でも妻は私を選んで彼女の人生を投資してくれたことを考えるとやはり彼女もまた一人の株主です。電気自動車に乗って北斗七星に導かれながら祐天寺で一番の幸せを還元するまでひたすらにシャウト(Freak Out)し続けます。

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