大体いつも履いている靴が一緒だ。
いいなと思う靴が決まっている。正直あんまりよくない傾向だけど仕方ない。住み慣れた必勝パターンからの脱却をする年にしたい。

CAMPERというブランドに、TWINSというシリーズがある。左右で違うデザインになっているのが特徴で、毎コレクションいくつか発売される。
デザイン的に攻めている分、ベクトルが違うように感じられてピンと来ないことも多いが、前期のものは良かった。前期といったけれど、靴メーカーってどのサイクルで靴を作っているんだろう。アパレルだと秋冬 / 春夏で年2回のコレクションだよね。一緒なのかな。

TWINSでは、数年ごとにかわいいなと思うものが出てくる。久々のヒットがこれ。

良い。かわいい。少しチャイナ感ある。アトレ恵比寿で実物ちらっと見ても良かった。買っチャイナと僕の中の購買部門が言っている。

僕は、ファッションアイテムを見ても「ヤバイ、良い、欲しい」と思うことが少ない方だ。原因は分かっていて、適当なものを買おうとしているのではなく「まだ見ぬ何か素敵なもの」を求めているせいだ。ファッションロマン主義なのだ。
それが理由に、靴下のようなどうでもいいものは0.1秒で決まる。
「欲しいと判断をした」ことに希少性があるので、良いと判断した時点で買うべきなのだ。

しかし、CAMPERには1つだけ問題がある。地味に高い。
定価27,000円である。ただのカジュアルシューズなのに。

できるなら安く買いたい。プロパーで買うなんてブルジョワジーにしか許されない天上人の嗜み。蟹工船な私にはとても無理だ。どうにか安く買う方法がないか模索する日々が始まった。

秋冬もののセールは、だいたい12月上旬から始まる。優良顧客にプレセールのハガキが届き一足先にセールが始まり、1月の初売りから叩き売りモードに変わる。

CAMPERは販売チャネルが少なく、直営店 / オフィシャルのオンラインショップ / ZOZOTOWN / LOCONDOぐらいかな。ここ10年ぐらいで直営店がだいぶ増えた印象がある（ただの印象だから実際は違うかも）。
LOCONDOは、少し攻めた価格でのセールもやってくれる。最大40%オフ。
しかしまあ、全般的に割引率低めなブランドである。
CAMPERの日本展開は株式会社ピナ（The SAZABY LEAGUEグループ連結子会社）が行なっているようだ。あんまセールしない方針っぽい。つまんない。

なんてぼんやり思っていたら　売　り　切　れ　て　い　た　！

ZOZOTOWNでサイズなくなったな、LOCONDOでサイズなくなったなと思ってたけど、最後の最後まで在庫ありそうなオフィシャルのオンラインショップで無くなっとるやん！

こうなると、どうしても欲しくなるのが人情。
改めてオフィシャルをしげしげと眺めてみると、オンラインショップは各国版がある。国別になっているストアを試しに変えてみると在庫や値段が見事にバラバラだ。1.2万〜3万(300USD)ぐらいで金額の幅があった。まじかよ。アルトコインの取引所でもそんなに幅ないぞ。

色々調べた結果、UKのストアがセール価格で最も安い。130GBPの40%オフで、78GBP。だいたい12,000円程度。
勿論、イギリス国内しか配達してくれないのだが転送サービスを使っても、なお安いのでは……。

実際に注文みましたので、ご報告。
せっかくなので同じもの2つ買った。

・CAMPER GB / ENGLISH
　TWINS x 2 = 156GBP → 24,249JPY
・転送ユーロ
　転送費用：990JPY
　送料：42.95GBP → 6,758JPY
（容積重量5kg適用:46 x 38x 15÷6000= 4.4kg）

まだ届いていないので関税は不明だけど、現状 @16,000JPY。
プロパーよりはだいぶ安くなった！スペインからの発送・イギリス経由・日本行きだった。僕の足に履かれるために、世界を駆け巡る靴。消費されるCO2。ロマンティック。

どう買えば最も安いかは、ハック気分があって楽しいのでおすすめです。
機会費用を考えると大体マイナスなんですけどね！

消費者側で頑張っても結局のところ、社員と友達になって展示会で買ったり・社割で買ってもらったり・ファミセに呼んでもらったりするのに勝てないというのが、ファッション業界の闇。

追記:
関税2,200円でした。最終的に@17,100JPYとなりました。
2足買ったほうが単価が安くなるかなと思ったのですが、梱包が大きくて送料が高めだったので、1足にしてもそこまで変わらないかもですね。