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流行り言葉“戦略人事”

「“戦略人事”って、簡単に言わないで」
人事の方々とお話する機会がよくあるのですが、皆さんが一様におっしゃるのが、“こんなニュアンス”でした。

「採用」「働き方への対応」だけでも十分大変な時代に、「育成」も求められる各社の人事の方々は本当にまじめで&本当に悩まれていると感じる。

課題感としては、以下な感じかと思います。

戦略人事の定義は各社の置かれている状況で異なる。幼年期には、ぐいぐい前線を張れる戦略人事が求められるし、成長期には次の人材を育成する戦略人事が求められ、成熟期にはマインドをいち早く転換する戦略人事が求められる。確かに、そんな簡単じゃないですよね。。

そんな中、人事部門の9割以上では、「戦略人事の重要性」が認識されている。※日本の人事部「人事白書2018」から

ただ、その重要性を強く感じていても十分機能させられていない実態も浮き彫りになっている。

課題①:人事部門が経営戦略の意思決定に関与できていない問題
課題②:人事部門が各事業部門のビジネスパートナーになりきれていない問題
課題③:人事部門が管理業務に追われている問題

total課題:人事部門のリソース課題は顕著である。ただ、単純に人を増やせばよいという話でもなく、昔から「事業は人なり」と言われるように、決して「現場のサポート役」ではなくなっていることを、全員が認識する必要がる。人事部門は中核である。

「人事部門が、、」という前に、「組織整備が進んでいない」と考えると、決して、人事部門だけの課題ではないし、経営者を含め全社的課題であることが認識される。

「組織整備。。」

実はこれが、一番難しいビジネス課題であったりするので、戦略人事が難しい理由は一様ではない。。