イスラム教について(1)

イスラム教について、まったく知らなかったんですが、色々と調べてみました。

まず、ユダヤ教やキリスト教ととても近い宗教なんだな、ということ。ユダヤ教やキリスト教の預言者、例えばモーゼやイエスもイスラム教の預言者の一人なんだそうです。

イスラム教の預言者といえばムハンマドですが、西暦でいうと700年頃の人物で、日本でいうと聖徳太子と同じ頃です。このムハンマドが最新最後の完璧な預言者で、なのでイスラム教がユダヤ教やキリスト教より完璧な宗教、ということになるそうです。

確かに、ユダヤ教やキリスト教は悪魔とか奇跡とか、理解しがたい内容が多いようですが、イスラム教は現実的で、実際の人間の生活に即している部分が多いようです。

イスラム社会に浸透しているシャリーア(イスラム法)は、六法全集のようなもので、民法や刑法まで網羅しており、従ってイスラム社会では弁護士ではなく、法学者に相談するそうです。

また、イスラム社会では、六信五教という、6つの信じることと5つのやらなければならないことがありますが、その中に、1日5回の礼拝や断食、恵まれない人への寄付などがあります。
つまり常に生活の中に神の存在があり、禁欲的で、神の前では皆平等、金持ちは貧しい人に施しを行わなければならないなど、とてもまじめだと思います。

比べて、日本を含む西洋式の近代化を進めた社会は、世俗化し、無宗教だと自負する人も多く、化学やテクノロジー、資本主義が万能だと思っていますよね。

それに近代以降、帝国化したイギリスやアメリカといった欧米諸国は、世界中の政治に介入し、植民地化をすすめ、中東地域にも勝手に国境をひいて、イスラエルというユダヤ人の国家を作ってイスラム教徒のアラブ人を追い出したりしましたしね。

そりゃイスラム社会の方々が欧米に反発するのも当然だと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?