イスラム教について(2)

イスラム教の創始者は預言者のムハンマドですが、ムハンマドは幼い頃に両親を亡くした孤児で、祖父や叔父に育てられたそうです。子供の頃から苦労を重ね、文字も読めなかったとも言われているそうですが、なのでイスラム教は弱者に優しい宗教だと言われています。

年に一度の強制的な喜捨(寄付)や、随時寄付を奨励しているのも、恵まれない人への慈しみの表れなのだとか。年に一度、約1ヶ月行われる断食(日の出から日の入りまで食べてはいけない、夜はok、病人などはしなくてもいい)も、貧しさで食べられない人の気持ちを忘れないためにおこなっているのかも?

そしてムハンマドは女性のやり手の貿易商人の元で働きはじめますが、その15歳年上の未亡人であった女性主人に見込まれ結婚します。ムハンマド25歳、奥様は40歳だったようです。

そして40歳頃から郊外の山にこもり、瞑想を始めるようになり、ある日、天使が現れ、神(アッラー)の言葉を伝えたそうです。

ムハンマドは最初、自分は気がふれたのかと思ったそうですが、奥様は「それは神の啓示だ」と言い、初めてのイスラム教信者となったそうです。

この奥様は素敵な方だと思います。
なのでイスラム教は女性に対しても寛容です。それまでのアラブ社会の習慣では、女の子が生まれると砂漠に生き埋めにして殺すことも行われていたそうですが、それも禁止し、また女性への相続も認めました。

イスラム教徒の女性が頭からかぶるベールも、強い紫外線や砂からまもるため、とも言われているそうです。

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しかし今朝のアメリカABCニュースでは、
アメリカ軍が撤退してタリバンが支配下に置いたアフガニスタンでは、この冬、約1万人の子供が餓死するのではないか、と言われているそうです。また命の危険も省みず、勉学に励む少女達も紹介されてました。

タリバンのような統治の仕方は、本来のイスラム教の教えとは違うように思います。




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