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坂口恭平さんの『自分の薬をつくる』を読みました✨🌈

『苦しい時は電話して』も読みました。「いのっちの電話」を10年以上続けている坂口恭平さんって、どんな精神構造してるんだろうと興味が湧きまして。2冊読んでわかったことは「この人はやりたくないことはやらない」から「いのっちの電話」が続けられているんだということでした(私の勝手な理解です)。

薬=「毎日」飲む=お風呂や歯磨きや睡眠=日課、だから、自分の薬をつくる=自分の日課をつくって毎日実行します。そのうち体が変わってきて気持ちも変わってくる、と。日課をつくる時にもコツがあって、「一生反省禁止」とか「たとえ何時に起きても二度寝しない実験」とか「有意識で食べる」とか「否定する力の使い方(『自分に深刻になるな、作品に真剣になれ』by デイヴィッド・ホックニー)」とか「職業の枠を取っ払っていく」とか「(人の気持ちを)汲み取らない練習」とか「声になっていなかったものを声にする」とか「自閉する方法」とか。この辺りは私も結構腑に落ちました。

将来の夢は今すぐ叶えてみるんだけど実行すると疲れたり失敗したりするので、まずは全く実行しないで詳細で徹底的な「企画書を書く」、そして、むしろ「自分の環境は一切変えない」、という方法は私には向かないかなと思いましたが、これってよく成功者の方が言う「夢は具体的に」と似てるなぁなんて思いました。実際に実行できちゃう人は成功者になるんでしょうけれど、少なくとも妄想している間は誰でもワクワクするよね、気持ちが上向くよね、ということだと思いました。

そして不思議なんですが、この本を読み終わった時、なんだか肩の力が抜けたような、「あっ、もっと適当で、気軽でいいのか」と気持ちが楽になりました。あと、「誰にも話せないけど誰かに聞いてほしい」気持ちになったら、最終的には「いのっちの電話」にかければいいかとも思ってしまいました(笑)

病気の人も病気じゃない人も障害のある人もない人も、誰でも似たような気持ちになったことがある人におススメします。

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