休日の朝は、何度でも目覚めが訪れます。午前二時、午前六時、そして午前九時。二度寝、三度寝は休みの日のご褒美、柔らかい毛布に包まれて、ぐだぐだ眠るのは、至福の時なのです。
　それでも、寝てばかりはいられません。自分でやろうと決めたものに、疲れたから「やーめた！」何て言うのは、なんだか負けた気がして。そんな時は、カツを入れるのです。音楽の力で！

　ということで、今日のオススメ曲は、椎名林檎さんと宮本浩次さんが歌う「獣ゆく細道」。歌詞も歌声も映像もかっこよくて痺れます。

　やると決めていたボランティア活動が終わり、帰り道バスに揺られながら色々なことをぼんやり考えます。明日は仕事。何の為に働いているのかと問われれば、生きていくにはお金が必要だから。そして、そのお金を元手にして、自分の考え通りに命を使いたいから。この歌を聴くと、恥ずかしげもなく「命」なんて言葉を使ってしまいます。
　まあ、私にとっての命の使い方とは、たいそうなものじゃなく、ボランティアで子ども達と関わりたいとか、映画を観たいとか、旅行をしたいとかその程度なんだけど。人それぞれやりたいことがあって、そのためにはやりたくないこともしないとね。だから、明日からも働きます、憂鬱ですが。
　
　さて、小さな楽しみのひとつ、明日のお弁当は、夕食の余りの炊き込みご飯。鶏もも肉とぶなしめじとごぼうを入れて、塩と醤油と昆布で出汁を作り炊き込みました。おかずは黄色が鮮やかな茹で卵と、濃い緑色のブロッコリー、透けて見える緑のワカメとほんのり赤いカニかまぼこの酢の物。あと粗挽ウインナーを入れたら充分です。
　明日の朝は簡単に、夕食の残りのワカメの味噌汁に、鯖の味噌煮（缶詰）にたくあん。急須に玄米茶を入れて、熱いお湯を注ぎ、お気に入りの桜模様の湯呑みで頂きます。

　さあ、YouTubeを見るか、本を読むかして、今宵の幕を閉じようと思います。

　明日もよき日を。