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『シェエラザード』は映像がないのに残ったのはバレエ・リュス・ド・モンテカルロの力も大!、というお話し。

東京公演が楽日を迎えた『ホテル スヴィッツラ ハウス』。
次は5月の大阪公演ですね。

ヘッダー画像、あ!と思われた方もいらっしゃるかなと思いますが、『シェエラザード』のレオン・バクストによるデザイン画です。

『ホテル スヴィッツラ ハウス』はバレエ・リュスへのオマージュ、言及も沢山の嬉しい舞台でしたが、この『シェエラザード』はかなり場面も長く出てきましたし、衣裳の再現度がなかなか高くて美しい場面でしたね。

今、様々なカンパニーで上演されているこの作品。どのようにして映像がない時代を生き延びたかご存知でしょうか?

もちろん、振付家のミハイル・フォーキン自らが踊り、振り移し(=すでにできている振付を他のカンパニーやダンサーに振付けること)したこともありますが、何より1963年まで踊り続けたカンパニーがあった事も大きいのです。

しかもオリジナルの衣裳と美術で。
『ホテル スヴィッツラ ハウス』の時代もバレエ・リュス・ド・モンテカルロは戦火を避けてオーストラリアや南米で公演を続けていました。そしてこの作品を踊り続けていたのです。

初演は1910年、ニジンスキーが「金の奴隷」を踊ったのですが、実に50年以上上演され続けたいたというわけです。

バレエ・リュスの作品、衣裳、美術、そして志を継ぎながらも忘れられたバレエ団、バレエ・リュス・ド・モンテカルロ。

知られざるバレエ・リュス・ド・モンテカルロのお話しをZoom開催は終了いたしましたが、『シェエラザード』のお話しもする下記のZoomトーク開催いたします。

この機会にぜひご参加下さいませ。

5月1日(土)20:30~ 
バレエ&ダンスの話 #9 /バレエ・リュスで見る宝塚歌劇団 宙組『ホテルスヴェッツラハウス』開催します。バレエ・リュスを知っていたらもっと楽しめたかも、というお声を受けて緊急開催です!
(公演中止の前の決定だったので開始が公演後ご参加いただける設定で遅くなっておりますが、怒涛のLIVE配信前ですので、是非ご参加いただけましたら!)

お申込みは下記からどうぞ。お待ちしております。




ありがとうございます。 欲しかった本やプログラムを購入し、Ballet Collectionの充実に励みたいと思います!