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今渡航する必要のある人にしか役立たない話…でも誰かには役立つかもの話。

結果から言えば私のストックホルム行は展覧会会期の延長の連絡があり、延期になりました。

ですが、本来の会期が2月14日までだったのでどうにか行かれないかとここ数日あらゆるところに連絡をし調整をし、確認をする日々でした。

その中で、現状では情報がまったく集約されていなかったので、もしかしたら誰かの参考になるかもしれないなと思い、ここにメモとして残しておきます。(もう少し情報が精査されて必要なくなったら消します。)
あくまでも1月13日現在の関係機関による確認がとれた情報だけですが、これだけ確認するのもなかなかの人手と労力だったので誰かが使えるかも、と思いまして…。

日本からの出国
日本から飛行機が離陸する時間の72時間前までのPCR検査とその結果が必要になっています。
検査は空港でもできますし、急ぎの場合は1時間で結果がでるなど利便性は高いところもあります、ただ、3万以上と高額ではあります。どうしてもの場合の手段としては覚えておくといいかもしれません。

→2021年1月21日追記:増えてきた自宅で検体をとって送付、結果はデータのPCR検査は陰性証明がでないものもあるので確認が必要です。(これは別途必要があって尋ねたのですが、結果は出すけれど、証明は出せないとの返答があったものがありました)

トランジット
ドイツ:
最終目的地の滞在許可がないと強制送還的に送り返される事例が発生中。エアライン各社はその点については責任が取れないと明記しています。

パリ、フランス:
JALに限って、ですがパリシャルルドゴール空港はトランジットエリアにPCR検査ができる薬局があります。(予約が必要、これを探すのが結構大変かつPCRの結果がどの程度で出るのかの明記がありませんので個別に確認が必要です)
帰国で私はトランジットをシャルルドゴール空港にする選択肢があったので航空会社さんにお尋ねしたところ、帰国前のPCR検査が必須、現地でできない場合の選択肢として教えていただきましたが、現状、厚生省のリリース情報には不明点が多く、「検体採取から搭乗予定航空便の出発時刻までの時間」との厚生労働省の発表の「出発時間」にトランジット国がどう扱われるかが分からないとの事でした。
→2021年1月21日追記 その後トランジットエリアでの検査結果も有効になったとのこと。(ただしこれは随時小さな変更点が出ているので直前に確認された方が良いと思います)

ヘルシンキ、フィンランド:
現状では日本からの入国制限はなく、トランジットはスムースとのこと。また行く予定だったストックホルムとの往来は2020年12月に再開しています。

ロンドン、イギリス:
現状、スカンジナビア航空はロンドン就航便を12日は全便キャンセルしており、今後も不明という状況です。ただし、日本から出発などでANA発券だと発券ができてしまうので、確認が必要です。
ご承知の通りイギリスの感染はかなりひっ迫しています。
→2021年1月21日追記 トランジットのみはまだOKとのこと。

イスタンブール、トルコ:
直行が現在ないストックホルムへの思いもしなかったトランジット先にこちらがあがりました。JAL発券で運用は地上、CAさんすべてトルコ航空です。現状では第二波も落ち着きつつあるトルコなので、トランジットには支障がないとのこと。入国は確認していません。
平常時ならば、トルコは一度は行ってみたいところ。

バレエ・リュスの『シェエラザード』、ドラクロワの『サルダナパールの死』、ルノワールも「オリエンタル」なイメージを継承した作品を残しています。そうしたヨーロッパの視線を通らないトルコはやはり一度は自分の目で見たいと思っています。
ギリシアの現地でみた美術、風景(食も)が鮮烈だったようにこれまでと違う文化にであるのではないかなと思って行かれる日を夢みてしまいます。

話がそれましたが…。

帰国
これが一番わからない点が多い状況で、「出国前72時間以内のPCR検査の結果が必要」との事ですが、すでに書いたようにトランジット先でのPCR検査が有効かは現時点では不明です。
また、日本入国時のPCR検査が陰性でも72時間以内の検査結果がなければ隔離されるとの事ですが、その隔離先も金銭負担もだれがするのか明記がなく、検疫所に聞いてくれと案内された羽田ならびに成田の電話番号は一度も繋がらないどころか、一定時間で切れる仕組みで確認が取れませんでした。

いずれにしろ出国前72時間以内のPCR検査結果の結果がない場合は、日本到着後のPCR検査が陰性でも3日間は隔離(指定された場所としか分からない)3日目に陰性で帰宅可能になる、とのこと。そこから数えて14日間が自主隔離期間となるとのこと。

その間の食事やホテル代等については現時点では情報がありません。必要がある方は確認が必要です。

→2021年1月21日追記:「検査証明を提出できない場合、検疫所長の指定する場所で待機した上で、入国後3日目および6日目において改めて検査を行い、いずれの検査においても陰性と判定された方は、検疫所が確保する宿泊施設を退所し、引き続き、自宅などでの待機が求められます。」
との事で検査証明を取らないとかなり不自由な帰国後になりそうです。ちなみに宿泊所については現時点では情報が皆無です。

こんな分かりやすい図式がありましたので、こちらもご参考まで。
https://55a.info/pdf/japanese-pcr.pdf

どんな状況下でも移動せざるを得ない方達はいるので、その方達が非難の対象とならないで欲しいなと思いつつ。



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