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19世紀当時の暗譜

ショパンコンクールの記事をFBより転載しておきます☘️
現地へ行かれた方々がレポートしてくださっていました。

以下は、青柳いずみこ様  (2023/10/12)

2023/10/12 早川

左手と右手旋律の音をずらすのはチェンバロでよく使い、
また、フォルテピアノは高音が小さいので、
同時に弾くと高音が聞こえにくい場合などもあり、
計算や決まりではなく、自然に起こること、
と言うような事でもあります🌿

暗譜に関しては、リストやクララが暗譜で弾いたのも事実なのですが
それは常にではなく、即興や自作ではない、
他者の作品を弾く時にはほとんどいつも楽譜を使用していたそうで、
それは他者の作品に敬意を表す為でもあったそうです。
(暗譜だとリストの作品の様に思われるので)

1860年、ショパンの弟子のハレはロンドンでの連続コンサートで
ベートーヴェンのソナタを全て暗譜で弾いた所、
批評家達には「Showy(見せびらかし) 、サーカスの様だ」と批判され
それ以降、ハレは楽譜を見て弾く事にしたそうです😅

1860年はショパンよりも後の時代。
その様な時期でもまだ皆、
楽譜を見て弾く事が普通だった社会の様子が伺えますね😌

フォルテピアニストは、
常にピッチも違う楽器で弾く世界に住んでいるため、
(楽器(時代)により、415、420 、425、430、435、440の6種類くらいが通常です)
常に1つの442の固定ピッチにいる脳よりも、暗譜がしずらくなってきます。
(19世紀当時も、各都市によって基準ピッチは違いました。(435.440.445.452など。))

また、暗譜用に練習時間を割くよりも、
音楽表現や他の勉強に時間を割く方が良いと私自身感じ、
私も楽譜を置くようになりました😌📖
(暗譜を確実にする練習法というものがありますが、
やはり時間も膨大に取られるからです。)

ピリオドコンクールと名を打つのなら、楽譜を置くことも
検討しても良いのかな?と感じたりもします😊🌱今後に期待😊

現地で聴かれている方々のご感想も共感多く、楽しいです。

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid0BFERz92YTE5hPZNZxa9a4rTkJLBv6Q6wZFLoW442jDEFZbJA7Hchaz6WfYZSUvz9l&id=100063608700897

早川 奈穂子

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