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[WS TIPS] ワークショップの安全と効率を産むために。道具の安全講習について。

DIYワークショップの中で、必ず道具の安全講習を行う。時間が限られていても、道具を使ったことがある参加者が大半でも、必ず行う様にしている。それには、二つの理由がある。

一つ目の理由は、DIYワークショップの参加動機にある。ワークショップのはじめに参加のきっかけを質問すると、参加者の多くが「技術の習得」を挙げる。参加者に、正しい技術を伝え、持ち帰ってもらうことが、「ワークショップに求められていること」でもある。

二つ目の理由は、主催者側にある。正しい技術の習得が、参加者の怪我を未然に防ぎ、作業を明らかに効率的なものに変える。

安全講習は、ワークショップ前半、参加者による作業が始まる前に行う。木工作業をやるなら、メジャー、インパクトドライバーとノコギリの講習を、計20分くらいかけて講習を行うことが多い。伝えることは主に二つ。

・道具の正しい使い方と
・道具のリスク - 何をするとどんな怪我をするか
限られた時間の中でポイントを絞って伝える。

このたった20分の効果が、大きい。
作業の精度と効率は明らかに上がり、怪我も減る。参加者同士で、道具の使い方をアドバイスし合う場面も増える。結果、ワークショップ中のサポートスタッフの負担が減り、一緒になってワークを楽しむことができる。

(終わり)


ご案内.[道具のことをちゃんと学ぶワークショップ]
道具の使い方に特化したDIY中級者以上・セミプロ・ワークショップ主催者に向けの講習会を数ヶ月に一度開催しています。開催情報は、つみき設計施工社websiteにて。 http://tsumiki.main.jp/?p=3852

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