#043 老荘思想/荘子編
トークライブ43回目のテーマは、前回に引き続き古代中国の哲学「老荘思想」。荘子編です。
前回フォーカスした老子は、その思想の中で政治や国家についての理想像も語っていますが、荘子は世俗のシステムについて目を向けるよりも、雄大な形而上的世界観を美しく力強い表現でひたすらに説いていきます。
「胡蝶の夢」の幽玄な哲学表現は有名ですよね。
果たしてわたしが蝶になった夢を見ているのか、それとも蝶がわたしになった夢を見ているのか……
意識の中に世界があるのか、世界の中に意識があるのか。
こうした道家の世界観は日本文化ともとても近しい。
東洋哲学の感性はひとつの完璧な完成形を提示していて、それに触れるだけで社会の複雑な悩みごとがスーッと消失していくような、無上のリラックスを味わわせてくれます。
もちろん、「なぜそういう結論になるのか?」という思考プロセスにのたうち回りながら取り組むような、西洋哲学の歴史も大好きなのですが、しかし道家やカタカムナ等の東洋哲学の完成度の高さも、やはり美しいなあ〜と感じ入ってしまいます。
ぜひ聴きに来てください。
Crossing 岡崎直子
《無料ショートバージョン》
《フルバージョン内容》
1:15 荘子からの診断テスト!
11:40 妙好人〜すごい人が普通に暮らしてる
16:48 戦国時代に見つけた雄大な無為自然
24:40 逍遥遊〜九万里の上空を飛ぶ鳥
36:11 不立文字
41:38 カマキリの例え話
43:03 車大工の話
46:22 邯鄲の夢
52:41 無用の用
58:39 主体を持つ〜明鏡止水
1:07:00 混沌に七つの穴を穿つ
1:13:45 個人主義の人生哲学
1:18:08 儒教・仏教・道家
1:25:19 胡蝶の夢
1:28:15 アフタートーク&お知らせ
※URLが貼ってあるだけなので、残り字数0と表示されますが、ご購入いただくとアーカイブがご覧いただけます。
《フルバージョン動画》
ここから先は
0字
¥ 330
いただいたサポートは主に書籍等の資料購入に遣わせていただいております。心より感謝いたします。