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パソコンを自作 #1

90年台前半、今では「レトロPC」と呼ばれていますが、パソコンと言えば、NECのPC98シリーズでした。ソフトウェアも多く、個人でも、学校でも、会社でもPC98を使う事が一般的でした。
そのうち日本語対応のIBM DOSやマイクロソフトのMS-DOS/Vが普及し始めて、IBM、ヒューレットパッカード、コンパック等、米国製のPC/AT互換機という選択肢が出できました。
その頃、私はNEC PC9801の80286登載モデルを使っていましたが、当時読んでいたパソコン雑誌の影響で、パソコンはやはりアメリカのPC/AT互換機だなと思い込み、秋葉原で中古のHP製PC/AT互換機を購入しました。確か、Vectraの386機種だったと思います。
Window 3.1を使わなくても、DOSベースで動くソフト、エディターの「Vz Editor」、低価格のワープロソフト「アシストワード」と表計算ソフト「アシストカルク」、フリーソフトのファイラー「FD」で、そこそこ快適に作業できていました。電話代が非常に高く掛かることに閉口しましたが、電話回線でモデムを接続、パソコン通信ソフトでニフティーサーブに繋げて、何かのフォーラムに出入りし、チャットも行っていたのを思い出します。
初めてパソコンを自作したのは25年ほど前です。雑誌に広告を出している、PCパーツの専門店が、数多く秋葉原に出店していました。CPU、マザーボード、VGAカード、PCケース、電源、PC/AT互換機を自作する事ができる商品類の販売が、秋葉原の専門店で、すでに充実していました。
Window 3.1が普及し、パソコンを自作したいという思いが次第に強くなりました。
休日、秋葉原に行くと、DOS/Vパラダイスで、AMDのCPUオンボードされたマザーボードが安く売っていたので、それを機に、必要なパーツを一通り買い揃えました。
パソコンはメーカー品よりも自分で組み立てた方がよい。という意識が、私の中で、約20年間ほど続きました。

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