全国模試でトップ、科目別でも偏差値100を叩き出した事もあるC君。私にはその時迄、偏差値が100になる事があると知りませんでした。

そんなC君ですが、先ず併願校の中堅私立医学部に合格→辞退、その後合格確実と思われた中堅国立医学部に落ちてしまいました。その後後期の地方医学部にも落ち、浪人する事になりました。

一浪後、折角浪人したからと旧帝大医学部を受験しましたが、落ちてしまい二浪、その後地方医学部に変更するも三浪、その後の消息は分かりません。

現役の時、折角私立の医学部に合格していたのに、又親に経済力があったのに、辞退したのが悔やまれます。

又、後期の医学部は、推薦やAO入試に近く、内申書が重視されます。天才肌で宿題も出さず、模試には強いが中間期末は勉強しない、内申書が3ちょっとのC君には、厳しい入試形態だったのです。

本当に医学部受験は怖い❗️

医学部に限らず、折角合格した大学を辞退する方があります。多くは、その時の自分の学力よりランクが下の大学と言う理由の様ですが、では何故受けたのでしょう？

どうしても希望の大学でしか出来ない研究があると言うなら、理解出来ない事もありませんが、今の自分のレベルにあった大学に行き、猛勉強して力を付けてから、卒業後希望の大学の大学院に進学と言う道もあるのでは？

見栄や人の評価で大学を決めるのはナンセンス。大学は入ってから、卒業してからが勝負。
ノーベル賞受賞者が東大、京大ばかりで無く、地方大学の方も少なくない、これが現実です。