今回は、AOや推薦入試の受験生側のメリットについて話を進めて行きたい。

物の値段は、どうやって決まっているかご存知ですか？

そう、需要と供給のバランスにより決まっていますよね？

例えば車の値段。
アルファードやヴェルファイアをはじめ多くの人気車、新型車が受注停止、発注すらできなくなっています。

それに伴い、発売を開始したばかりの車が中古市場に流れ、新車価格の2倍以上で販売される、と言った事も珍しくありません。

フェラーリは、需要より1台だけ少なく生産すると言われています。

そうすると、買えなかった人は中古で買うしかなく、中古価格を高く保つ事ができます。

従って、車を売る時高く売れるので、フェラーリを買った人は損失が少ないので、次もフェラーリを買えると言った図式です。

例えば、1,000万のベンツを新車で買い1年乗ると、簡単に300万以上値下がりしますが、3,000万のフェラーリを買って1年乗っても精々値下りは300万、場合よっては買った時より高く売れる事もあります。

つまり、1,000万の車と同等か、それ以下の負担で3,000万の車に乗れると言う訳です。

こう言った図式は、ランドクルーザーやGTR、アルファードも同じで、手に入れる事さえ出来れば、少ない負担で高級車を乗り続ける事ができます。

では、どうすれば入手出来るか？

最近は、抽選が増えてはいますが、余程特殊な車以外は、ディーラーとの付き合い次第です。

高圧的に値引きを迫ったり、そのディーラーから一台も買った事もないのに、都合の良い時だけ売ってくれと言っても回して貰えません。

私は、同じディーラーの同じ担当者から何台も車を買っていますので、抽選に外れてもキャンセル車を回して貰えたり、受注再開時には真っ先に発注させて貰えます。

話しはそれましたが、受験生と、学生が欲しい大学との需給関係を常に意識する事が大事です。

買った時より、必ずと言って程高く売れるロレックス、この時計を入手するには、何度も何店舗も、何日も何回も回る、所謂ロレックスマラソンを制する必要があります。

あなたが、AOや推薦で志望大学に合格するには、人と同じ努力ではダメと言う事です。

買い手（志望大学）の事をよく調べて、売り手（自分）を如何に売り込むかに掛かっています。

あなたが買い手だとして、粗悪な製品を買いますか？多少高くても良い製品を買いたいですよね。

ただ、その製品が本当に良いものかどうか、判断するにはどうしますか？外見や取説、口コミなど色んな情報を入手して、保証内容も確認しますよね。

この情報にあたるのが、あなたの内申書や小論文、願書に貼る写真や面接、出身高からの推薦です。

即ち、言葉は悪いですが、あなたを高く買って貰うには、買い手にあなたが如何に優れた生徒であるかを売り込む必要があるのです。

あなたが、実際のあなたのレベルより、良く見せる＝盛る事が出来れば、1ランク2ランク上の大学に合格出来ますし、その努力をしたく無い、あるいは出来なければ、ランクを下げるしかありません。

ズバリ、AO、推薦のメリットは、あなたの本来の学力より格上の大学に合格出来る！です。

次回から、あなたを良く見せる＝盛る方法についてお話しさせて頂きます。

これは、婚活や会社面接と同じです。盛る盛らないはあなたの自由ですが、多くの方が盛る努力をしていると言う現実は理解しておく必要があります。