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AO(総合型選抜)、推薦入試の勧め7

前回、フェラーリがその値段の割に少ない負担で乗れる構図について説明しました。

では、誰でも買う事が出来るのでしょうか?

フェラーリを買うには、2つの課題をクリアする必要があります。

先ず身元調査。あなたの仕事や収入、犯罪歴や品格などもチェックされ、下品な動画をアップしているような成金趣味の方は、ハネられます。

次に頭金。
今では、住宅を始め、車や色んな耐久消費財に迄、頭金0のローンがまかり通っています。

これは極めて危険な事です。
住宅や車など、殆どの物は、買った瞬間に2割以上下がります。ひどい物は半額以下になる事も。

憧れの新築を頭金0で買ったものの、病気や会社の倒産など何らかの理由で手放さざるを得なくなる方を沢山見てきました。

多くの場合、元利均等で返済が組まれるため、最初の数年は殆どが金利で、元本はあまり減っていません。

つまり、売る時は買った値段より下がっている事が殆どなので、追い金が必要なのです。

ただでさえ返済が苦しい方が、追い金をするのは更に大変です。

結局は、マイホームを手放した上、借金だけが残り、あとはボロアパートか実家暮らしと言う例を沢山見てきました。

フェラーリのように頭金2割、最低でも1割以上でかつ高収入の方にしか売らないやり方は、ある意味親切です。しかもリセールが良いので、いつでも追い金なしに手放す事が出来る。

ここで何故フェラーリについてお話したかと言うと、超高級車の購入は、難関大学のAOや推薦入試に構図が似てるからです。

フェラーリを買うにはお金(学力)が必要です。
次にしっかりとした身元や品格(内申書や学校推薦)も求められます。

優れた内申書は、一朝一夕に作れるものではありません。あなたが高校新一年生ならこれからが勝負です。
今度高三になる方も、まだあと一年で内申書を良くする事はいくらでも出来ます。

内申書は、昔で言う所の縁談における釣書、今では経歴書と言ったものでしょうか。

あなたが、結婚するとして、相手の出身大学、職業や年収、など全く気になりませんか?

結婚なら何度かデートを重ねて、相手の人となりを知る事が出来ますが、大学側は、たった1度の面接で決めないといけません。

その時にものを言うのが、内申書や小論文、面接、場合によっては共通テストの成績なのです。

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