写真に映えることと心に残ることと

写真に映えることと心に残ることと

美しい景色を捉えるのはとても大切。
だけれども、それは後からついてくるもので、それを目指して作るのではないということ。
焚き火は映えるというけれど、映えるから焚き火をしているのではないということ。火を囲んで食を囲むことが楽しいから焚き火をしているのだということ。
それを作って絵にして写したとしても、その場が楽しくなければ、忘れてしまう。膨大な情報だけの世界の、ただの1枚にしかならない。
残像として心に残っているものは、心が動いた時だ。
文章が書ける時もそうだ。心がぐわーっと動くと、筆がスラスラと動くのだ。

情報が多すぎるからといって、大切なことを忘れないようにしたい。
映えるから人が来るのではない。
継続して人が来るというのは、その時間に価値があるからだ。

観光や街づくりの本当のあり方というものはそういうのではないか。

それではタピオカドリンクを写真撮ってあとは飲み切らないで捨てるのと、同じ行為だ。
そこには美味しさも何もない。

そもそも論だ。

みんなもっとそもそもに気づいて欲しい。
そうじゃないと、もそもそしてしまう。

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