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超フレキシブル会社員-副業を始めて不安になる-

私は教育系ベンチャー企業に勤めて2年半のワーキングマザーです。
一般的な会社に比べればかなーりフレキシブルに働けていると思います。
コロナでリモートワークが推奨される前から出社は週2程だし、
やることをやっていれば、勤務時間は問われません。

だから早起きをして、7時までにある程度の仕事を終わらせれば、
2-3時間なら平日日中から人に会ったり、趣味のダンスレッスンを受けることだって可能です。副業している人、他の会社と掛け持ちの人も半数以上います。

私も近い将来、組織に属さない働き方を目指しているので、
ちっちゃな副業にちょこちょこ挑戦しています。
今だと、教育記事のライター、ダンスイントラなどなど。

問いを与えてくれる環境

ただ、この超フレキシブルな環境で、副業を始めて不安を感じるようになりました。その不安は、自分で問いを見つけ、自分なりの答えを出していく過程に対してです。

日本の教育課程では、課題が与えられてそれに上手に答えられる人が評価されます。先生は模範解答集を持っていて、それと照らし合わせて、合っているか合っていないかをジャッジしてくれる。
来る日も来る日も、課題が降ってきて、それに答え続ければよかった。
会社員も会社の課題をクリアしていればよかった。
(会社に提案することもあるので、これだけではないが)
つまり、学校でも会社でも解くべき問いを与えてもらえる環境にいたということです。

問題を発見し、自分なりの答えを出す力

それが組織を離れて、仕事をしてみると問いを待っているだけでは仕事にならなりませんでした。どんな文章を書こうかな、今日などんなダンスレッスンをしようかなと、自分で問いを見つけ、それに対して自分なりの答えを出していくことが何においても必要になりました。

ちなみに問いを発見する力については、山口周さんの「NEW TYPE」にも書いてありました。現在は解決能力が過剰なため、与えられた問題を解くよりも、問題を「発見」して提案すること力が必要。

また末永幸歩さんの「13歳からのアート思考」では、問いに対して、「正解を見つける力」ではなく、「答えをつくる力」が変化の大きい時代を生きる上で必要と書かれていました。

自分を待つ!

私は学生時代、答えを暗記して、テストでいい結果を残していたタイプ。
正解のある問いの答えにどうやったら早く辿り着けるばかり考えていました。自分なりの答えを出すことなんて頭の片隅にもなかった。

でもその手法では、今の時代を生き延びれないこと、自分が楽しく生きられないことに気づき、悲観し、不安が押し寄せてきた。
せっかく生まれたんだから、自分を表現して、私にしかできない何かを残して死にたい。

問いを発見し、自分なりの答えをつくる。
この過程は、与えられた問いに答え、正解するよりもずっと時間がかかる。
自分なりの答えをだす探究の時間を十分にとり、
表現として表にでてくるまで、自分を待ってあげる必要がある。

すぐに答えを求めていた私には、この過程を待つことができず
アウトプットされることが少ない自分に不安を感じていたのだと思います。
だったらそもそも答えをすぐに出そうとしない方がいい。

焦らず、疑問に思ったこと、興味のあることに忠実に。
すぐ成果を求めず「待つ!」ということを意識してみてもいいかなと思います。

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