【隙間】

東へ東へ自転車を漕ぐ
少し慌てて会社向かう朝

いつもなら青く抜ける空へ
吸い込まれるように 走りぬけるのに

稜線を幾重にも重ねたような雲が
白とグレーが 私を阻んだ

聞こえない声に耳を傾けて
見えない隙間を探しているように
生ぬるい風を切るスピードが 緩くなった
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