向き不向き。相手の会話から感じるもの

仕事の関係で、銀行の支店長の方と話す機会があった。

商品の説明や、システムのやり方を聞くために時間を作ってもらったのだ。

思い起こせば、色々な業種の方と話をすることがある。
技術の方、海外メーカーの方、営業の方、採用のときになれば、なおのこと色々な方が来る。

そこで見えてくるものがやはりある。

この人の本質は何なのか?
何を目的にここに来て、この時間、会話をしているのか。とかだ。

シンプルにやった内容を伝える人もいる。
エンジニアの方や技術の方に多い。

営業の方では、最初にここが困ってませんか?と始まり、自社商品の話に持っていくパターンが多い。

もちろん、最初のアイスブレイクがあっての会話だ。

アイスブレイクはお互いにまだ緊張感の中、本題に入れない時に、共通話題や何気ない話で場を和ませて本題に入るやり方だ。

☆☆☆

今回話をさせてもらった、銀行の支店長はなれに慣れていた。

嫌味なく自分を下げ、相手を褒めに褒め気持ちよくなってもらったところで本題スタート。
本題終了後も相手を褒め褒め、気持ちよくさせる会話をしていた。

同席していたメンバーとの会話をものすごく冷静観察し、また上役がいた時との対応、会話も落ち着いて聞いていた。

上役は乗りに乗って過去話をはじめ自分の成果を話していた。

途中で離席したため、本大部分がわからなかったが、何かしらの契約をしていたようだ。

銀行の支店長としては、今回の目的を遂行できたのであろう。

☆☆☆

話を聞きながら、この支店長は聞き方のプロだと感じた。
相手を気持ちよくさせ目的のものを取る。
とても戦略的な方だと感じた。

もちろんだから、支店長まで昇進しているのだと思う。

一歩引いて、冷静に話を聞いていた分それはないなと感じるところもあった。

例えば、メンバーに歳を聞いていて、メンバーが歳を回答していた。

オーバーリアクションで、
『えっえ!見えないですよ!びっくりしました。』と言っていた。

待て待て、年相応に見えるぞ!
と心の中で言ってしまったが、場を盛り上げる、相手を持ち上げる、彼の鉄板武器なのだろう。

時と場合によっては、地雷になることもある。

プロの会話は聞くことも長けていたし、話すことも長けていた。

☆☆☆

会話を楽しむと場が盛り上がりとても楽しくなるが、本当に必要なことは相手の立場だったらどんなことを話したらいいか、どんなことを聞いてほしいかを感じ会話出来ると素晴らしいと思えた。

支店長の会話術勉強になりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?