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我が家のイプサ男子

“美術館女子”という言葉がちょっと話題になっているときにこんな表現をするのもなんだけど、我が家にはイプサ男子になってしまった人がいる。

ぷにくんである。

ぷにくん、相変わらずかわいいのだが最近ではすっかりおじさんっぽくなってしまって、もう“ぷにくん”という感じではなくなったしまった。本人にはおじさんと表現するのは申し訳ないけれど、仕方がない。


そうだ、私とぷにくん、結婚したんです。

1月のこと。もう結構経ってしまった。





それで、今日はぷにがイプサ男子になったお話。

始まりは去年のこと。

もともと私はイプサのスキンケアラインを使っていたことがあったのだけれど、浮気をしたりよりを戻したり、そんな感じでちょこちょこイプサを使っていた。


ある時友人に誘われて、イプサのポップアップイベントに行っていくつかサンプルをもらった。

そこに入っていたのが“マリンケイク”。

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青い石鹸の中にキラキラしたラメが入っていて、海の輝きのように美しい。


これをぷにが気に入ってしまったのだ。この石鹸はネットを使って泡立てるとよく泡立ち、においも気にならずとても使いやすい。以前私は洗顔には“モイスチャーフォーム”を使っていたのだけれど、洗顔に2500円かけるのもな、、と思いやめてしまっていた。さすが、イプサの石鹸、マリンケイクもいい。でも買わないかな、、と思っていると

「なおちゃん、青い石鹸めっちゃいいね!」とぷにが言ってきたのだ。




勝手に私のマリンケイクを使って洗顔し、髭剃りをしていた。

いつの間に!!





おぷには私より肌触りにこだわる人だ。着るものとか触る物とか、肌触りがいいとテンションが異様に上がる。青い石鹸の気持ちよさに気づいてしまったらしい。この石鹸はどうやって手に入れたのか、無くなるから買って欲しいと言い出す。無くなるから早く買って、とうるさい。ぷにが欲しいと言うなら仕方ない、ちょっとお高いが仕方ない、買うしかない。むしろラッキーだ。

サンプルをもらってからしばらくストックしておき、使い始めたのは当時使っていた洗顔フォームがなくなったタイミングだったので、その時季節は冬だった。店員さんにはモイスチャーフォームを勧められたが、家族が気に入っていて、とアクアマリンを購入したのだった。そう、気に入っていたのはぷにで、私はモイスチャーフォームにしようと思っていたけれど、まあいい。


その購入したアクアマリン。順調に小さくなっていく。まだ半分くらいはある。半分くらいになったな、と思っている頃、

「石鹸無くなるから買わないと」

とぷにが言う。私が思うよりかなり早く心配するぷに。なかなか買わずにいると、急かすように何度も言ってくるようになった。



そのあともう一回買ったかな。そして6月初めにもリピート買いをした。

ちょうどその頃、おぷに先生は化粧水“ザ・タイムR アクア”にも手を出したのだった。

「なおちゃんの化粧水使ったよ」

使うのはまあいい、でもまじで蓋はしっかり閉めてくれ。思ったのはそれくらいだった。ぷには洗面台にあるものは大体蓋をしっかり閉めない。ちょこんと蓋を乗せるだけだ。自分が使っていた化粧水や乳液、コンタクトの洗浄液、、今はもうどれもないけれど。

ぷにがアクアを使い始めてすぐに気づく。あと半分くらいあると思っていたのがもう1/4になっているではないか。2人で使うと減りも早い。貧乏性の私はちょっとケチって使うが、きっとぷにはご機嫌でバシャバシャ使っているに違いない。まあいい、なくなったら今度は堂々と買えばいい。



それからほんの少しして失敗したと思った出来事がある。アクアをゴシゴシ顔に塗っているぷにに「優しく押し込む!そして蓋をする!」と言ってしまった。蓋って何?と聞かれ、「乳液とか」と答えてしまった。乳液ない、と言われたが、ぷにの使いかけのUNOの一つでスキンケアが完結するハイブリットクリーム?を勧めておいた。ちょうど私も乳液を切らしていてサンプルを色々試していた時期だった。


そして事件は起きた。私はやっと乳液難民を脱して“メタボライザー”を購入、翌朝使うときにレフィルを出そうと思って箱のまま洗面台に置いて寝たのだ。朝起きると「なおちゃんの乳液使ったよ!」とぷに。乳液?え、まさか、、。使ったあと律儀に箱に戻しているではないか。ああ、新しいメタボライザーが、、。詰め替え用でも一番最初に使うワクワクってあるじゃない。ああ、、朝からものすごくがっかりしてしまった。


こうして今週、ぷにはスキンケアをイプサで完結するようになってしまった。我が家のイプサ男子の完成である。


実は今、密かに企んでいることがある。メタボライザーは化粧水と乳液をあわせた化粧液、メタボライザーだけでもいいのだ。一つでいいんだよ!楽だよ!と訴えて、アクアは私専用にならないかと思っている。でもな、バレる。ただぷにに使わせないようとしているだけだと。ぷにに使われるとなんか悔しい。ああ、なんか悔しい。


まあいい。これで私も堂々とイプサでスキンケアラインを揃えらるようになった。我が家では貯金をしようと言っているけれど、ここは節約しなくても良さそうだ。次はクレンジングをイプサに戻そうと狙っている。でも美容液だけは他の所の物を使っているし、今後もまだイプサに戻そうとは思っていない。


つまりスキンケアをイプサで全て完結させているぷにの方が、イプサ男子なのだ。私はイプサ女子ではない。



「まあいい」続きの私たちのイプサ生活は多分これからも続く。

カウンターで肌診断してもらえるようになったら、ぷにも連れて行こうと思う。

おじさんぷにがいつまでも若くいられるように。

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