日々の事、 -音-
音の振動は発せられた側から、永遠に広がっていく。そこに終わりってあるのだろうか? 広がれば広がるほど他のどこかで発信された振動と混ざって全く違うものになっているのだろうな。出来るものなら私の声にGPSをつけて行方を探ってみたいものだ。
森羅万象は振動しているという。超拡大してみれば、この人差し指の小さな逆剥けだって、鼻くそだってぷりぷりと、震えているのだ。どこかの誰かの口から漏れた甘い吐息も、遠い果てで私の鼻くそのうねりと一緒になっていくのかも知れない。
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